絶望より希望を見出す

毎年進化と深化を重ねる

フィジカリスト0uJi剣術アカデミー。

来年2024年は
益々極意を伝授していきます。

「武医同源」

“武術と医術は同じ源”という意味です。

　　　　　　　　　　　　　　　
武術は人を殺傷する技術。
だからそこに同時に人を癒し、
治す技術＝医術が発達しました。

例えば、関節技は武術として
使えば相手の関節を壊す殺法ですが、

医術として使えば、相手の関節の
不具合を直す活法となります。

絞技は武術として使えば
相手を落とす殺法ですが、

医術として使えば相手の首を修正し、
意識を覚醒させる活法となります。

しかし、真の「武医同源」とは、

武術を以て身を開発すれば、
それが最大の医術となり得る

ということです。

　　　　　　　　　　　　　　
本来の武術を前にすると、

自分の身体はいかに動いていないか？
が顕（あらわ）になります。

全身200の骨、365の関節、650の筋肉を
いかに使いこなせていないか？
を思い知ることになります。

そこに待ち受けているのは
「動けない自分・動けていない自分」
と対峙することによる〝絶望感〟。

でもそれは即同時に伸び代しかない
という〝希望〟でしかありません。

いかに身体を使いこなせていないか？
を思い知るということは、同時に
いかに使いこなせるようになるか…
を思い知るということです。

　　　　　　　　　　　　　
「絶望によりて希望を見出す」

のが武術の教えるところです。

武術は、絶望から生まれる身心の妙技。

真剣で斬りかかってくるという
絶体絶命のピンチをチャンスに変える。

その絶望を希望へと転換するところに
武術の醍醐味があります。

「絶望」とは悪い意味で使われますが、
〝望みを絶つ〟ことであり、
〝望みを絶たれる〟ということです。

それは悪い意味ではありません。

どういうことか？

「望み」とは辞書によると
こういう意味になります。

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望む心。希望。こうなればよいと思うこと。
「―を大きく持て」「―がかなう」。
将来に寄せる自分の期待（見込み）。
「まだ―はある」。
他人・世間がその人に寄せる期待。
「あいつには―がない」

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つまり、「望み（希望）」とは
〝未来に対する自分の期待〟です。

武術はこれを戒めます。

なぜなら、未来に対して自分は
こうなりたい！という動きは、
相手から見たらバレバレの動きに映るからです。

それが見透かされたら、
命がないのが武術の世界です。

未来に対する期待を捨てて、
今ここに全集中で生きる

これが武術の求めるところです。

即ち、〝絶望〟の真意は
「望み＝未来に対する自分の期待を絶つ」
ということです。

だからこそ、「今ここ」にある
〝身体〟を深く開発していくのです。

望みとは望身。

望みが望未となって

未来に対する自分の期待に

囚われるのではなく、

今ここにしか存在しない
身に望む、身に任せる。

望みは臨みでもあります。

臨とは
「その場に居合わせる。
　その場にあたる。向かい合う」
という意味。

身に臨む。

その場に居る身に当たり、
向かい合うことが真の〝ノゾミ〟です。

希望の〝希〟とは希少価値の希で、
「めったにない、珍しい、まれ」ということ。

つまり、「希望」とは
「めったにない身に臨（望）むこと」です。

宇宙が生まれ、地球が誕生して
生命が生まれ…途方もない年月をかけて

只今ここに存在する

自分の〝身〟と真剣に向き合う。

それが武術の教えるところです。

　　　　　　　　　　
いつも言うことですが、
人間の歴史よりも身体の歴史は
遥かに長いです。

そこには途方もない年月をかけて
育み、熟成した叡智が宿ります。

それを掘り起こすのが

フィジカリストOuJi
　剣術アカデミー

です。

こんなことを書くと
めちゃくちゃ真面目な会だと
思われるでしょうが、

もちろん、超絶真面目な反面、
超絶面白く笑いの絶えない
剣術・武術道場になります（笑）

　　　　　　　　
フィジカリストOuJi
剣術アカデミー2024

ぜひ、楽しみにしていて下さい！

　　　　
by. フィジカリストOuJi