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2023/4/4
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不自然な健康法？ |
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 昔からよく思っていることですが、世の中見回すと、 「不自然な健康法」に偏っている 「不自然な健康人」が結構います。 完全と言えるほど健康法を 実践しているのですが、どこか不自然なのです。 人間存在そのものが自然の一部ですので、 不自然なモノ・コトはやはり、バランスを失い、 結果として、健康を害することがよくあります。 「過ぎたるは及ばざるが如し」だとか 「中庸を生きる」という 聞き慣れた言葉がありますが、 健康を考える上では不自然ではないか という視点は非常に重要です。 「自然⇄不自然」を縦軸、 「健康⇄不健康」を横軸で考えると、 世の中には４パターンの人が いることが分かります。 ⑴ 自然な健康人 ⑵ 自然な不健康人 ⑶ 不自然な健康人 ⑷ 不自然な不健康人 例えば、修行時代の僕（大学時代）は、 ⑷番、⑶番に偏っていました。 無理にナチュラルで行こう、 自然になろうという不自然さのまま、 3ヶ月水だけで過ごすという 過剰なほどの断食修行…。 これは明らかに不自然ですね。笑 食事を抜いたり、ファスティングをすること… あるいは自然食を頂くこと… これ自体は“自然”なことですが、 行き過ぎると不自然そのものになります。 健康的な生活を送っている人ほど 病気をしていたり、健康的な生活から ちょっと逸脱するだけで急に体調を崩す という人がいます。 こういう人も、医学的に 健康なのかもしれませんが、 不自然なので、長期的に見るとやはり、 健康を害することになることがあります。 逆に、健康には全く無頓着なのに、 自然体で過ごして、結果、長らく健康に 生きる人も多いです。 極端に添加物を怖がったり、 極端に自然に拘るのも、不自然です。 自然食を食べ、超が付くほど 健康法を実践している人が 病気になることもあれば、 食べたい物を食べて、 お酒やタバコを嗜んでいても 病気にならずに生きる人もいます。 身体的、心理的、社会的など、 あらゆる観点から多角的に総合的に観て 不自然な状態にある時、 身体はバランスを失って 不調という現象を出します。 じゃあ、どうすればいいか。 自然でいるためには、どうしたらいいか。 そこに「身体開発」が役立ちます。 身体開発とは、 身体を構造通りに扱えるようにしていくこと です。 言わばそれは、天然自然の ありのままの身体に従っていく ということ。 僕たちは「自然」と言った時、 つい、自分の外にある自然を 自然だと思いがちです。 無意識に、自分と自然を分けて 考えてしまうんですね。 でも、自分という存在も、 “自”然から“分”化した存在で まさに自然そのものなのです。 この自分という自然、 自分の身体という自然を探求し、 自然性を取り戻していく身体開発は、 まさに不自然に偏らないための 1つの大いなる手引きなのです。 どれほど不自然な生活を送っても、 どれほど不自然な物を食べても、 身体はいつまでも自然のままです。 不自然な状態にある時、不調という 浄化作用を起こすのも、 身体が自然である由縁です。 いつも自然のままで居てくれる 身体に感謝し、身体を学び、 理解していく。 それが身体開発です。 身体には構造があります。 それは自然そのものです。 その自然通りに動いていくこと。 これこそ、人間が真に 自然を失わないための方法だと 思います。 by. フィジカリストOuJi   |
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