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2022/7/25

健康の本質

ヤマトコトバで紐解く「健康の本質」

 
あなたの身体の風通しはいいですか?
 
健康は幸せな人生の土台です。
 
どんなにやりたいことがあっても
どだい身体が健康じゃないと
やりたいことができません。
 
健康って、
 
医学的に健康かどうかも大事ですが、
元気かどうか?つまり、生きていて
健康感に満たされた状態であるか?
 
ということが肝要ですね。
 
なぜなら、その実感・主観が
客観的・医学的な健康へと繋がるからです。
 
              
健康感に満たされた状態とは、換言すれば
 
「身心がスカッと爽やかかどうか?」
 
ということです。
 
                     
心が爽やかって分かりやすいかも知れませんが、
”身体が爽やか“という感覚ってありますか?
 
「身体に抜け渡るような爽快感」
 
ってありますか?
 
あぁ~そうかい、そうかい
ってごまかさないで笑
 
よく感じてみて下さい。
 
               
今、日本人の多くの人は、身体に対して
 
何となくド~ン!と重い感じとか、
ズッシリ!と何かが乗っている感じとか、
ヒンヤリと冷えた感じとか
そんな感覚(身体の声)を抱いていて、
 
身体に対して爽快感がある
日本人は殆どいません。
 
莫大な国民総医療費が
それを物語っています。
 
             
健康って、ヤマトコトバで
「すこやか」と言います。
 
「すこやか」は「すくやか」が変化したもの。
 
この「すく・やか」の「すく」とは
 
「空く」であり、「梳く」であり、
「鋤く」であり、「透く」でもあります。
 
「空く」とは
 “もつれや余計なものがなくなる”
 という意味。
 
「梳く」は “髪の毛にクシを入れて
もつれを取り、キレイに整えること”です。
 
「鋤く」は “畑を耕してスキマをつくって
ウネをつくること”
 
「透く」は“透き通る”
という言葉があるように“空く”と同義語であり、
“透き間ができる”という意味です。
 
これらはすべて同じ語源だと
言われています。
 
そして、「すく」とは
「素来(素が来る)」ということでもあり、
 
「素」とは“織物のタテ糸”のことであり、
 
「素来」で “タテ糸がもつれないで
キレイに真っ直ぐに垂れている状態”を意味します。
 
ちなみに「すく・やか」の
「やか」とは接尾語であり、
 
「さわやか」「すこやか」「しなやか」
「にこやか」など良い意味の言葉を
強調する働きがあります。
 
どうやらモツレがなくて
キレイに整って垂れている状態が
「すこやか」のようです。
 
          
「もつれ」とは何か?
 
1つは身体中のコリ。
 
これは最大の「もつれ」です。
 
筋肉も線維ですが、この線維が乱れ、
線維同士が「もつれ」合っている
状態をコリだとイメージして下さい。
 
専門的に言っても、
 
アクチンフィラメントと
ミオシンフィラメントが
くっ付き合って癒着した状態ですから
このイメージにソックリですね。
 
そして、そうやって筋肉がもつれる
わけですから、当然血液も体液も流れが滞る。
これも1つの「もつれ」です。
 
消化や吸収、解毒作用、排泄関係が
滞ってしまうのもいわゆる1つの「もつれ」です。
 
もっとミクロに見ていくと、
血液の中には赤血球が棲んでいます。
 
血液がドロドロになったり、
血管が詰まって細くなって血液の粘性が強まり、
この赤血球同士がくっ付き合って
癒着関係になることも、
いわゆる1つの「もつれ」です。
 
個々の細胞同士がくっ付き合って
癒着するのも「もつれ」です。
 
この他にも「社会的健康」
という言葉があるように、
 
人間関係の「もつれ」で
健康を害している人も多いです。
 
社会や人間関係に対しても「もつれ」がなく、
キレイに整って流れが良い状態でこそ
「すこやか」なんですね。
 
             
WHO(世界保健機関)では、
 
健康というのは単に病気や障害がない
ということだけではなく、身体的にも
精神的にも、そして社会的にも
満たされた状態を言うんだとされていますが、
 
昔の日本人はその「健康」の本質を
「すこやか」という言葉1つで見事に
言い当てていたと言えるでしょう。
 
そして、この「すこやか」というヤマトコトバ
から生まれたのが「スッキリ」であり、
そこから派生して「スーッ」や「スクスク」
という言葉も生まれました。
 
スッキリというのは
「完全に爽やか」という意味です。
 
余計なものやモツレやつかえるものがなく、
爽やかで曖昧さもなく明確な様子を表します。
 
「スーッ」というのは
モツレやつっかえていたものが流れて
通りが良くなるという意味です。
 
「鼻がスーッと通る」とか、
喉にタンが絡んでそれが取れた時も
肩のツマリが取れた時も、
「スーッとした」って表現しますね。
 
「スクスク」というのも、
モツレや障害(妨げ)なく
順調・快調・絶好調に成長する・伸びる
という意味です。
 
「ス」という音は流れを良くする、
流れをスムーズにする音なんですね。
 
「スイスイ」というのも、何ものにも
邪魔されることなく、軽やかで
自由自在に進んでいくという意味です。
 
「スースー」は空気や風が通り抜ける音です。
 
「スカスカ(空か空か)」は
スキマが沢山あって
スキマを風が通る様子を表します。
 
「スカッ!」と言うと
“雲1つないスカッとした青空”など
というように、何もなく爽快な様子を表します。
 
「スカッと爽やかコカ・コーラ」
なんて抜群の言葉ですね。
 
「スキッとした」と言うと、
キレ味良く爽快な様子を表し、
悩みやモツレがなくなり、心の風通しが
良くなった爽やかな気持ちになることです。
 
「スック」と言うと、天地に真っ直ぐに
立つ・伸びる様子を表し、
 
「スクッ」と言うと、天地により勢いよく
真っ直ぐに立つ伸びる様子を表します。
 
「スケスケ(透け透け)」と言うと
内側や奥や向こう側が透けて
見えちゃう様子を表します。
 
            
こうやってみてくると、
 
どうやら健康の本質とは
「スッキリ」した状態であることのようです。
 
             
つまり、
 
爽やかな、颯爽とした
爽快感があるかどうか?
 
といういうことです。
 
そのためには、
身体中のモツレを取る、ツマリを取る
 
即ち、
 
身体にスキマを沢山つくって、
身体の風通しを良くすること
 
が肝要です。
 
          
身体に隙間をつくるからこそ
身体の風通しが良くなり、
隙間があるからこそ、
余計なものやモツレが流れるのです。
 
それぞれの筋肉と筋肉同士が
くっ付き合ってモツレ合っていないで、
仲良く適切なキョリを保った
透き間があるかどうか?
 
同じ筋肉の線維同士がくっ付き合って
モツレ合っていないで、
仲良く適切なキョリを保った
透き間があるかどうか?
 
筋肉が骨と同質のように硬くなって
骨と筋肉がくっ付き合って
モツレ合って癒着せずに、それぞれが自立して
適切なキョリを保った透き間があるかどうか?
 
内臓同士がくっ付き合って
モツレ合っていないで、仲良く適切な
キョリ=透き間を保っているかどうか?
 
骨格同士がくっ付き合って
モツレ合っていないで、
仲良く適切なキョリ=透き間を
保っているかどうか?
 
血管同士が適切な透き間を
保っているかどうか?
 
神経同士が適切な透き間を
保っているかどうか?
 
血管とその中を流れる血液が
適切な透き間を保っているかどうか?
 
赤血球同士が適切な透き間を
保っているかどうか?
 
細胞同士が適切な透き間を
保っているかどうか?
 
この身体は本来、
すこやかなる状態にある時、
「透き間だらけ」なのです。
 
                   
物質の根源は完全に解明
されていませんが、
 
ミクロに見ていくと分子から原子
に行きつき、素粒子に行き着きます。
 
原子の内部構造は、原子核という
核のまわりを電子がクルクルと回っている
 
という構造です。
 
これは、完全に透き間だらけ
であることの証明です。
 
パソコンもスマホもペンも机も
もちろん自分の身体も何もかも、
すべての物質は透き間だらけなのです。
 
             
透き間があるからこそ、
 
人の厚意が「身に沁みる」心にもなる。
 
身に沁みるためには、
AがBに沁み入っていくためには、
透き間がないといけません。
 
人と人とが沁み入って一つになる。
これが「人」という漢字の意味の1つです。
 
                
「カラダ」という言葉も
「空だち(立ち)」から来ています。
 
「空」ということはまさしく
透き間だらけで抜け通るということです。
 
「カラダ」という言葉自体が
健康とは何かを教えてくれています。
 
                     
筋肉を伸ばすことを
ストレッチと言いますが、
 
カラダ中のスキマを広げ深めることを
「スキマッチ」と僕は名付けています。笑
 
その専門的方法こそ、立腰体操です。
 
身体本来のスキマを少しでも取り戻し、
身体を「すくやか」にする道こそが、
あなたがスクわれる(救われる)道に
繋がっていると思います。
 
       
by. フィジカリストOuJi
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