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2022/7/8

「軸」難民救済措置

軸難民救済措置

 
今回は軸の話をジックリとしたいと思います。
 
軸、体軸、正中線、中心軸・中心線・センター…
 
人間の身体を垂直に貫く1本のラインのことを
古今東西、分野を問わず、
人はそのように言い表してきました。
 
特に武術においては、いかに稽古において
見えなき正中線を会得していくか
が肝と言われています。
 
スポーツにおいては、
特に回転系・回旋系の競技種目では
軸・体軸が大事とされています。
 
またダンスやバレエの世界でも
センターの大切さが説かれます。
 
あるいはインドのヨガでエネルギーの通り道と言われる
スシュムナーナディも身体を垂直に貫く1本のラインです。
 
気功や中医学、鍼灸においては中脈と言われますが、
 
これも身体を真っ直ぐ上下に貫く1本のラインです。
 
それと同じか近い概念として、英語では
グラウディング・センターリングとも言われます。
 
これも天地と自分を繋ぐということで、
やはり身体を天地に垂直に
貫くことの大切さを説く概念です。
 
        
あるいは、様々な言い方がされますが、
日本の古神道や各種宗教的行法においても
身体を垂直に貫く一線の存在が述べられています。
 
表現方法は違えど、
これらは全て同じ概念になりますが、
最大の共通点は
 
「客観的・物理的存在ではなく、
 主観的・心理的存在のことを指している」
 
点です。
 
 
中には物理的身体である
「背骨そのものが軸である」
「背骨に軸が通る」
「背骨にエネルギーの通り道がある」
と表現する人もいますが、
 
「背骨」と「軸」という語を使い分けている時点で
軸は単なる物理的身体である背骨のことを
指しているのではないことは明らかです。
 
正しくは、物理的身体である背骨に
客観的・物理的存在ではない
主観的・心理的な何物かが宿った状態、
 
あるいは、
 
客観的・物理的身体である背骨に
主観的・心理的なある特有の感覚がある状態
 
を指して「背骨が軸である」と
表現しているはずです。
 
ではなぜ、身体を天地に貫く1本線
である軸という概念が生まれるのか?と言うと、
理由は2つ。
 
①地球には常に重力が働いているから。
②重力ある地球において人間は2本足で立ったから。
 
まず、重力という大いなる自然がなければ、
軸という概念も必要性も生まれません。
 
そして、人間は重力ある地球上で
唯一2本足で立った動物なので、
 
その長軸である身体を地球上で
バランスを取りながら立たせる
必要性が生まれました。
 
だからこそ、軸が必要となったのです。
 
                 
ここまでの話が「軸」を理解し、
「軸」を自分のものにするための
一番の本質論になります。
 
 
まとめると…
①軸とは客観的・物理的存在ではなく、
 主観的・心理的存在である。
 
②地球に重力が存在するからこそ
 軸という概念が生まれる。
 
③人類は重力ある地球において、
 恒常的に2本足で立つために
 軸の必要性が生まれた。
 
 
よって、「軸」とは単なる視覚イメージで
思い描いた一本線でもなく、
 
物理的身体を横から見た時に真っ直ぐの
基準線を引いたものでもありません。
 
それはまさに、今、生きている
あなたの身体がこの日・この時・この瞬間に
身体で感じること以外の何物でもありません。
 
 
地球には重力があるが故に、
物体には必ず重心というものが存在し、
 
その物体が地球に立つということは
必ずその物体の重心と地球の中心(重心)とが
結ばれています。
 
言い方を換えれば、常に、地球の重心に向かって
物体の重心が引きつけられているということです。
 
その地球の重心と物体の重心とが
結ばれている一線のことを「重心線」と言いますが、
 
これは当然、人間の身体にも存在します。
 
地球上にいる限り、常に人間の身体には
重心線が働いています。
 
その重心線の働きの存在を
感知できている状態を
 
「軸ができている」
「軸がある」
「軸が通っている」
 
と言います。
 
         
つまり、「軸」とは
客観的・物理的存在である重心線を
主観的・感覚的・心理的に感じられている状態
 
のことです。
 
      
重心線というのは地球上にいる限り、
誰の身体にも存在しています。
 
重心や重心線というのは、
物理的存在でありながら
目には見えないという性質があります。
 
目には見えませんが、
誰の身体にも物理的存在として
存在するのが重心線です。
 
その存在を、感じられているか否かの違いが
軸があるかないかの違いとなります。
    
この事実を知り、理解するだけでも
軸が通りやすくなりますし、何より
「軸」難民にならずに済みます。
 
   
1DAYセミナーでも
立腰トレーナー養成講座でも
 
「軸のトレーニングをずっと
 やってきたけど、成果が出ない」
 
「ずっと軸を追求してきたけど
 全く軸ができなかった」
 
といった方(軸難民の方)がお越しになります。
 
 
◆フィジカルタイプ診断1DAYセミナー参加者の声
 
 
           
「軸を通そう」とすることと
実際に「軸が通る」ことは全く違います。
 
大切なのは、何はなくとも
実際に「軸が通る」ことです。
 
ではなぜ、軸を通そうと一生懸命努力しても、
一向に軸が通らないのか?と言うと、
 
答えは次の3つです。
 
①上記の「軸」の本質を理解していない。
 そもそも「軸」とは何か?が分かっていない。
 
②脱力が圧倒的に足りない。
 
③フィジカル・タイプができている。
 =身体に歪みがある 
 
①に関しては上に述べた通り。
 
②の脱力ですが、これも
 「脱力しているつもり」ではなく、
実際に脱力できているかどうかが大事。
 
いくら脱力のトレーニングをしても
脱力できないという方もいますが、
その理由の大きな部分を占めるのが
次の③になります。
 
フィジカル・タイプ。
つまり、身体に歪みがあるから
いつまで経っても身体が緩まないし、
だからこそ、「軸」もいつまでも通らないのです。
 
物理的に歪んだ身体では
「軸」が通りにくいのもありますが、
 
もう1つの大きな問題点は、歪んだ身体で
脱力や軸のトレーニングを積んでしまうことです。
 
歪んだ身体という客観事実を置いておいて、
主観という観念だけで脱力や軸を
トレーニングしてしまうと、
 
主観と客観との間に
大きな溝が生まれてしまいます。
 
この、自分が自分の身体を
どう認識しているか?という主観と、
実際の客観的な身体とのズレを直すのが、
本来の整体です。
 
           
以上のことから、
 
身体に「軸」が通るには、
 
まず第1ステップとして
「フィジカル・タイプを整える」
ことを徹底することです。
 
それだけで身体にスコーンと軸が通ります。
 
軸を通そうと思わなくても
自然と通ってしまいます。
 
フィジカル・タイプが整った身体を
「ゼロの身体」と定義していますが、
 
そもそも人間はフィジカル・タイプが整って
身体がゼロに回帰すれば、
 
「軸」は勝手に通る
というのが僕の考えです。
 
なぜならば、
 
赤ちゃんは誰からも教わらなくても
身体に軸が通っているからです。
 
赤ちゃんの身体には
フィジカル・タイプがありません。
ゼロの身体を体現しています。
 
それが大人になる過程で
身体に様々な癖や偏りが生じて
フィジカル・タイプが形成されます。
 
その大人になるプロセスで身につけた
フィジカル・タイプを解いていけば、
 
赤ちゃんの身体=ゼロの身体に戻り、
身体に「軸」が取り戻されます。
 
軸は無理やり作るものではなく、
取り戻すものであり、思い出すものです。
 
これを直心影流剣術では
 
「後来習態の容形を除き
 本来精妙の恒体に復す」
 
と教えています。
 
「人は生まれてから今日まで
 知らず知らずに身についたクセがある。
 そのクセを取り除くことで、
 本来自然に備わっている能力を
 引き出すことが出来る」
 
という意味です。
 
     
いきなり無理やり「軸」を意識して作るのではなく、
 
まずは軸が通る身体を作ることこそが重要です。
 
それが「身体をゼロにする」ということであり、
「フィジカル・タイプを整える」ということです。
 
「軸」は自分のおかげではなく、
地球と重力のおかげさまで形成されます。
 
なので、無理やり作るものではなく、
まずは地球の重力に素直に従える身体になること。
 
それが「身体をゼロにする」ということです。
 
「軸」を作るのではなく、「身体をゼロにする」
ことこそが身体に軸が通る礎です。
 
軸を作ろう
正中線を手に入れたい
センターをつくりたい…
 
そんな熱い思いを持って
トレーニングに取り組んでも
全く成果が実らない方は、
ぜひこのことを知って頂きたいと思います。
 
僕がなぜこのようなことに気付けたか?と言うと、
答えは1つしかありません。
 
整体院を開業し、毎日何十人…
10年間で12万人の方の身体と接してきたからです。
 
整体院にお越しになる方は、
軸のトレーニングなどできない方ばかりです。
 
痛みやつらい思いに耐え続けてきた身体には
大きく根深いフィジカル・タイプが形成されています。
 
そういった身体はいくら軸のトレーニングをやっても
軸は通りませんし、そういった方法は全く通用しません。
 
でも、丁寧に丁寧に身体をゼロに帰していくと、
一気に軸が通ります。
 
そういった現場を生で何万例も見てきました。
 
だからこそ、
 
「軸」を手にしよう!と一生懸命努力しているけど
成果が上がらない「軸難民」の方々に知ってほしいのです。
 
          
フィジカル・タイプを整えるベーシックな方法は
 
おかげさまで毎回大好評!の
 
 
さらに徹底的にフィジカル・タイプを
整え、「軸」を強化・洗練させる方法は
 
「立腰トレーナー養成講座」や
「立腰プロフェッショナルクラス」
 
でお教えしています。
 
ぜひ、じっくりコトコト確実に
軸が通った身体になって頂きたいと思います。
 
あなたの“軸”に乾杯♪
 
 

軸が通った身体になりたいあなたに!

 
フィジカルタイプをゼロにして
 軸が通った身体になりたい!
 
 
 
  骨の意識を強化して江戸人のように
 筋の通った體になりたい!
 
 
 
 人間の基本運動である歩きを通じて
 軸の通った身体になりたい!
 
 
 
 ゴロゴロ自堕落楽チンに寝転ぶだけで
 赤ちゃんのように軸の通った身体を取り戻したい!
 
 

軸が立ち上がる下半身をつくる!

 
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by.  フィジカリストOuJi
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