日本立腰

 
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「タテゴシ」で、日本を元氣に!
2024/1/23

柔之身

 
<柔之術>
 
古来の柔術を紐解くまでもなく、
明治に入ってから創始された
柔道が本来は凄いのです。
 
「講道館柔道の投技は敵手が紙の稽古着を着て居っても之を破る事なくして投げ飛ばす様でなければならぬ」
 
とは、講道館柔道創始者の
嘉納治五郎氏の言葉です。
 
         
また、嘉納治五郎氏の側近であった
本田在(ほんだ・ありや)氏は、
治五郎氏が言っていた事として
 
「稽古する者は、丁度白紙をよく揉んで柔らかくなったものの様に、身体を揉み解いて、何処にも力の凝りがないようにならなければ、妙味を顕すことができないもので、そうなってこそ、必要に応じて何の部分にでも力をまとめることができるから、臨機応変の処置が施されるものである」
 
という言葉を残しています。
 
            
現代でここまで「柔」の術、道を
追究している柔道家はなかなか
居ないと思います。
 
また、嘉納治五郎氏と同時代を生きた
柔道の神様と称された三船久蔵氏は、
 
「小さいから大を倒せる。そこに日本武道としての柔道の意義がある」
 
「意識的にからだを動かして勝てるのは、実力にかなり差がある場合だけで、強い相手に勝つときは、知らないうちに自然にからだが動いて相手を倒すのであり、そういう「動き」を自分のなかにつくっていくために修練を積むのだ」
 
と言っています。
 
                
かつて、
「理論の嘉納、実践の三船」
と言われました。
 
柔道創始者である
嘉納治五郎氏の理論を実践し、
「柔道の神様」と崇められるまでに
修練したのが三船久蔵氏。
 
三船氏は物理学や力学の研究にも
精力的に携わっていたそうです。
 
相手が動きに移ろうとした瞬間、
自分の重心を下げて相手を浮かし、 
足も腰も使わずに
空気のように投げ飛ばす、
 
神業と言われた
「空気投げ(隅落とし)」
を編み出した達人です。
 
「柔 - YAWARA - 」と言えば
今は合気道や合気柔術が
注目されがちですが、
 
本来柔道は、戦国時代に完成した
柔術を新しい世に継承するために
体系化されたものです。
 
当時、柔術界から既に
失われてきていた〝柔〟
再度復刻させんと一念発起して
柔道を創始したのが嘉納治五郎氏であり、
 
その教えを誰よりも
我が身に体現したのが
三船久蔵氏です。
 
 
この令和時代に完全に喪失された
〝柔〟之身を復活させるために
誕生した武術道場です。
 
by. フィジカリストOuJi
 
 
 
 
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