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2022/7/23

アスリートの怪我をなくす

 
アスリートの一番の悩みは怪我です。
 
そこで登場したのが
スポーツ医学という分野。
 
僕もスポーツ医学を
専門機関で学びましたが、
 
そこには
 
・アスリートはなぜ怪我をするのか?
・根本から完全に怪我を防止するには
 どうしたらいいか?
 
という答えはありませんでした。
 
             
というのも、
 
          
スポーツ医学は
 
「スポーツには怪我がツキモノである」
 
という発想から
スタートしているからです。
 
               
ですので、対応法としては
怪我をした場合の対処法に
終始しているものがほとんどで、
 
怪我をしないための根本対策に関しては
スポーツ医学は専門とは言えません。
 
         
フィジカリストOuJiが考えることは
極めてシンプルかつ明確です。
 
スポーツ界から怪我がなくならない
理由は大きく言って次の2つしかありません。
 
【1】人間は動物であることを忘れている
【2】地球には重力があることを忘れている
                
        
            
むかしむかし、王子は考えました。
 
          
◉そもそもなぜ、アスリートは
 怪我をするのか?
 
◉根本的に怪我をしなくなるには
 どうすればいいのか?
 
◉そして、怪我をする選手と
 しない選手の違いは何なのか?
 
              
身体を追究していく上でそれは
1つの大きな研究テーマとなりましたが、
 
根っことなる本質的な答えは
あまりにもシンプルでした。
 
            
それは、
 
人間を人間としてだけ
観ていてはダメだということ。
 
アスリートの怪我完全防止を
考える上での命題は2つ。
 
                          
【1】そもそも誰がスポーツをするのか?
【2】どこでスポーツをするのか?
 
            
たったこの2つの質問だけが必要でした。
 
             
まず、【1】の誰が
スポーツをするのか?ですが、
 
当たり前ですが「人間」です。
 
イヌ・ネコではありません。笑
 
しかし、その冗談の中に答えがあります。
 
人間がスポーツをする以上、
人間というものを深く洞察する必要があります。
 
          
スポーツ医学は
 
〝スポーツをする人間の身体〟のみに
焦点を当てていることが最大の問題です。
 
人間は、人間でありますが、動物でもあります。
 
          
人間と他の動物の一番の違いは、
 
・完全直立二足歩行
・言語を使う
・思考する力
・手を器用に使う
 
などがありますが、
 
人間と動物の違いをまとめて言うならば、
 
「人間は人間であり、動物である」
 
ということです。
 
            
動物の中で、人間だけが
人間であり、動物です。
 
他の動物は、動物でありますが
人間ではありません。
 
人間だけが動物の中で動物でもあり、
人間でもあります。
 
だから、人間を考察する時、
スポーツをする人間を考察する時も、
そして、脳の観点からも、
 
人間という側面と動物という側面の
両方を考える必要があります。
 
                 
人間を、人間としての身体と
動物としての身体に分けて考察し、
それらを統合する。
 
残念ながらスポーツ医学には
〝動物としての身体〟の研究は皆無です。
 
人間の身体を人間の身体として
解剖学・生理学・運動学的に考察しても、
 
〝動物の身体〟の部分が
完全に抜け落ちています。
 
             
生物学的には人間は動物の中でも
〝脊椎動物〟に分類されます。
 
脊椎動物とは背骨を持った動物のこと。
 
脊椎動物の祖先は魚類です。
魚類→爬虫類→哺乳類と
進化していったわけですが、
 
魚の身体構造と人間の身体構造は殆ど一緒です。
 
何が一緒か?と言うと、
 
真ん中に脊椎という骨があり、
そこから樹状に神経が出て抹消を支配している
 
という構造です。
 
            
実はこの部分にこそ、アスリートが
怪我を完全防止する鍵が眠っています。
 
                
脊椎動物の身体を研究する上で、
ある素朴な疑問が生まれました。
 
それは人間の身体を脊椎動物として
観る必要があると思ったキッカケでもあります。
 
      
それは…
  
      
そう言えば、人間以外の脊椎動物って、
怪我しないよなぁ…
なんで、怪我しないんだろう??
 
           
という疑問です。
 
      
例えば、
 
野生の魚が海を泳いでいて肉離れを起こしたり、
ヘルニアになったりしません。笑
 
人間のスポーツ以上にハードな
動きを繰り返しているのに、全く怪我をしない。
 
     
爬虫類のヤモリやイモリが
壁をよじ登っている最中に
疲労骨折を起こしたり、捻挫したりしません。笑
 
哺乳類の四足動物のチーターが獲物を
追いかける最中に肉離れしたり、膝を傷めたり、
足首を捻挫したりもしないし、
 
獲物を仕留めようとしたライオンが
顎が外れて顎関節症になることも
一切ありません。笑
 
最高時速130kmという超高速で走る
チーターが急な方向転換時にいちいち
ムチウチ症になったりしません。笑
 
動物の中では人間に一番近いとされるサルも、
 
木を登る最中に肩関節を
脱臼したりしません。笑
 
          
面白おかしく書きましたが、
僕はこのことに「なぜなんだ?」
と純粋に疑問を持ちました。
 
人間は、プロの野球選手が一塁ベースまで
走る途中で肉離れを起こしたりします。
 
人間以外の脊椎動物にはそれが全くない。
 
            
同じ脊椎動物で、同じ身体構造なのに
動物は怪我を全くせずに、人間は怪我だらけ。
 
これは答えは脊椎動物としての身体の在り方、
使い方の中にこそ、その秘密があるに違いない。
 
そう確信した王子は
 
近所に居る犬・猫を観察し、
神社にいる鳩の動きを観察し、
川や池に行っては魚の動きを観察し、
奈良に行っては鹿の背骨の動きを観察し、
 
さらに水族館に行って魚の動きを観察し、
 
動物園に行って動物達の動きを観察し、
 
その流れでアドベンチャーワールドでは
チーターに認められるほど
チーターと仲良しになりました。笑
 
もちろん、それと並行して自身の身体開発と
脊椎動物の身体構造の研究もしました。
 
そこまでやって、完璧に解りました。
 
              
人間と人間以外の脊椎動物の決定的な違い。
 
それはイコール、怪我をする人と
全くしない人の決定的な違いでもありました。
 
        
それは…
      
            
人間以外の脊椎動物は、”脊椎”動物と言う通り、
脊椎を中心として体幹部全域を
使いこなして動いている
 
         
ということです。
 
            
つまり、逆を言えば、
       
人間だけが、同じ脊椎動物でありながら、
脊椎を中心に体幹部全域を
ほとんど使わずに動いている
 
ということです。
 
            
人間の中でも怪我の多い人ほど、
体幹部が使えていないことが解りました。
 
                
そして、このことはスポーツのみならず、
腰痛・肩こりをはじめとした筋骨格系疾患の
根本原因でもあることも解りました。
 
           
人間は人間でありながら、同時に動物である
 
という当たり前のことを忘れていることが
 
スポーツ界からいつまでも
怪我がなくならない根本原因です。
 
               
人間は万物の霊長であるとおごり高ぶり、
スポーツは価値あるものであると
スポーツを特別視しすぎる姿勢そのものを
根こそぎ変える必要があるわけですが、
人間は動物であると同時に人間です。
 
           
そこ重要になってくるのが【2】の命題
 
Q. どこでスポーツをやるのか?
 
という考え方です。
 
        
今日はこのへんで^_^
 
     
by. フィジカリストOuJi
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