日本立腰

 
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2023/10/3

筋トレ要不要論争

 
特に格闘技系・武術系に多いですが、
トレーニングをする人は
 
筋トレ肯定派
筋トレ否定派に分かれます。
 
そこで議論されるのが
「筋トレ要・不要論争」
 
僕の中では20年前に
既に答えが出ているのですが、
未だにこの論争は続いています。
 
この答えを提示するには
膨大な文章量が必要なので、
ここでは分かりやすい視点から
簡潔に述べるに留めます。
 
まず、筋トレ要・不要論争
いつも平行線のまま終わるのは、
 
①議論の対象となる筋トレの定義
 を決めていない事
 
②見た目のトレーニング方法に
 惑わされている事
 
③肯定派・否定派双方の理由を
 お互いが理解していない事
 
が根本要因。
 
             
             
筋トレ肯定派
筋トレ派・筋トレ主義者
 
筋トレ否定派
骨トレ派・骨トレ主義者
 
と僕は呼んでいます。
 
               
骨トレ主義者武術が好きで
骨格操作を重視し、脱力の重要性
を説きます。
 
そんな骨トレ派の人は
筋トレを根っから否定します
               
なぜ否定するのか?
明確に答えていない人も多いですが、
 
彼らの否定する理由の1つを代弁すると、
 
筋トレをすると力み癖がつく
 
という懸念です。
 
もちろん、筋トレによって
力み癖がつく人もいますが、
 
実は同じことは骨トレでも
起きています
 
これに気付いていない人は
非常に多い。
 
武術をやりながら
力み返っている人
 
骨格操作をしながら
力み返っている人
 
脱力しようと
頑張って力んでいる人
 
は、筋トレをやって
力んでいる人と同じ数だけいます
 
逆に、筋トレをやって
力み癖が消えて身体が
緩まる人もいます
 
ここでは分かりやすく
「緩む⇄力む」という
視点で述べますが、
 
パフォーマンスUPのために
力まず緩む運動神経を育てる
ことこそが重要であって、
 
筋トレか骨トレか?という方法に
惑わされてはいけないという事です。
 
見た目は筋トレでも
見事に緩むトレーニングが
できる人もいるし、
 
脱力して武術をやっているつもりが
ただの筋トレになっている人もいます。
 
ただの筋トレとは、
今自分が使える筋肉だけを
収縮させる運動という意味です。
 
力むトレーニング、
緩むトレーニングがあるのではなく、
力む人・緩む人がいるだけです。
 
 
じゃあ、どうすれば
筋トレをやろうが、骨トレをやろうが
緩む運動神経を育てられるか?
 
それを決めるのが
 
身体をどれぐらい構造通り
に使えているか?
 
という身体開発度であり、
これを別名「身体の在り方」
と名付けています。
 
           
例えば、ここに2人の人がいるとします。
          
Aさんは
脊椎や肋骨が構造通りに一本一本可動し、
肩甲骨と肋骨が分離できていて
股関節を3次元で使える状態の人
 
Bさんは
脊椎や肋骨が一塊で肩甲骨と肋骨が癒着し、
股関節を1次元でしか使えない状態の人
 
両者が同じスクワットという
トレーニングをやったとして、
 
そのトレーニングの中身は同じではない
ことは誰でも分かるでしょう。
 
ウエイトトレーニングをして
ある特定の筋肉に負荷をかければ
それは筋トレになりますが、
 
ウエイトトレーニングをして
特定の筋肉に負荷が掛からないように
 
つまり全身に負荷が散って
負荷が抜けるようにトレーニングできれば、
それは単なる筋トレとは言えない
トレーニングになります。
 
しかし、それをやるにも
身体を構造通りに使えていないと
出来ることではありません
 
だから、身体がどれぐらい
構造通りに使われているのか?
という身体の在り方こそが重要
 
                 
その「身体の在り方」を
ダイレクトに変革させる
専門トレーニングこそが身体開発であり、
その具体的方法が立腰体操です。
 
つまり、
 
「身体の在り方」に
変革をもたらす身体開発こそが
筋力と脱力を繋ぐ架け橋となります。
 
 
脱力×筋力
脱力と筋力の融合こそが
パフォーマンスを決めます
 
脱力するには身体が構造通りに
使われている必要があります
 
最大限効率良く筋力を発揮するにも
身体が構造通りに使われている
必要があります
 
筋骨格系で1つのシステムです。
 
筋肉だけでは動けないし、
骨だけでも動けません。
 
筋肉は骨に依て在り、
骨は筋肉に依て在る。
 
筋トレできるのは骨のおかげだし、
骨トレできるのは筋肉のおかげです。
 
当たり前のことなのですが、
 
真のパフォーマンスUPのために
必要なのは両者の融合です。
 
身体を構造通りに
使えるようにすることなしに
脱力を説いてもいけないし、
 
「野生動物は筋トレしない」
という極論で筋トレを
全否定してもいけない
 
野生動物は筋トレをしない。
 
これはもちろん正解です。
 
しかし、同時に
野生動物は骨トレもしません。
脱力のトレーニングもしません
 
それを言い出すなら、そもそも
野生動物はスポーツも武術も…
全ての〇〇トレーニングをしません。
 
骨派か肉派か。
どちらかに偏るのは簡単です。
 
僕は筋力と脱力の融合
命懸けで取り組んできました。
 
筋力至上主義に偏り
身体を壊したし、
 
脱力至上主義に偏り
身体を壊しました。
 
ハイパフォーマンスを発揮できる身体で
身も心もすこやかで幸せな状態になるには
筋力と脱力を仲良くさせる事が必要でした。
 
骨派と肉派の否定し合いっこ。
これがまさに骨肉の争いです。
 
自分自身の骨と肉が争っていて
ハイパフォーマンスは不可能です。
 
右翼・左翼と言われますが、
それはトレーニング界にもあります。
 
僕は右でも左でもない、
或いは右でも左でもある
「真ん中」で生きる人間で、
 
これを称して
 
「右翼でも左翼でもない中翼(仲良く)」
 
と呼んでいます。
 
            
真ん中の翼、これが軸と
言われるものです。
 
この「筋トレ要・不要論」
未だ未だ様々な角度から述べる
必要があり、更に詳細にHP及び
YouTubeでも発信する予定ですが…
 
シリタイですか??
 
            
by. フィジカリストOuJi
 
 
 
 
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