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2023/4/3

骨派?筋肉派?

身体業界・トレーニング業界は

潜在的に大きく

筋肉派と骨派とに別れます。

 

筋肉派は筋肉を

鍛えることを良しとし、

 

解剖生理学的には

筋肉が骨を動かすのだからと、

盛んに筋肉量を増やして

筋力アップを図ろうとします。

 

骨派は筋肉を鍛えることを悪とし、

脱力を盛んに説き、筋肉ではなく

骨で動くことを提唱します。

 

いわゆる武術的な動きを

探究する人たちも、骨派に属します。

 

骨派は、筋トレをこれでもか!

と盛んに批判します。

 

その批判の喩えとして

最もよく言われるのが、

「野生動物は筋トレをしない」

という理屈です。

 

確かにそうですが、

それを言ってしまうと、

野生動物は骨派が提唱するような

トレーニングや体操も

行っていないと言えてしまいます。

 

また、そもそも人間は

人間であって、動物とは違います。

 

もちろん、

動物という側面もありますが、

人間は人間であり、

人間は動物でありながら

動物でないということも

忘れてはいけません。

 

また、昔の日本人、例えば江戸人は、

筋トレをしなかった、

でも、力持ちだった

という例もよく言われます。

 

確かにその通りです。

 

でも、当時と違って、

極度な運動不足に陥った現代には

筋トレは必要という筋肉派の意見も、

正しいと言えます。

 

事実として、骨派のトレーニングでも、

筋肉派のトレーニングでも、

身体がよくなっている人がいるのです。

 

であるからこそ、僕は、事のはじめから、

どちらも正しいと考えるのです。

 

だって、人間には

骨もあれば筋肉もあります。

だから、骨か筋肉かに

拘っている場合ではありません。

 

骨と筋肉だけではありません。

 

身体には骨もあれば筋肉もあり、

内臓もあり、血液が流れており、

もちろん脳もある、

総合的な存在が身体です。

 

骨を動かすことも大事ですし、

筋肉を動かすことも大事。

 

骨で感じることも大事ですし、

筋肉でも内臓でも

感じることが大事だです。

 

1つの組織に光を当てれば、

周りが影で隠れてしまいます。

 

骨に焦点を当てすぎると、

筋肉の可能性に

フタをしてしまいます。

 

その逆も真なりです。

 

人間は、身体と高度な

脳を持って存在する以上、

骨も筋肉も、両方大事にするのは

当たり前のことです。

 

骨派が盛んに批判する筋トレにも、

格別に有効な側面があります。

 

骨派にとどまっていては

絶対に得ることのできない

有益性が、筋トレにはあります。

 

筋肉派にとどまっていては

絶対に得ることのできない

有益性が、骨トレにはあります。

 

王子はどっち派ですか?と聞かれたら、

どっちでもないし、

どっちでもある、と答えます。

 

立腰体操は、この2つを史上初めて

見事に調和・融合することに成功した

世界最先端のトレーニング体系です。

 

だから、立腰体操には筋トレの要素も

骨トレの要素も含まれており、

両方の効果が同時に得られます。

 

もっと言うと、この2つだけではなく、

脳トレの要素も含まれるし、

内臓や細胞を活性化させる

要素も含まれます。

 

敢えて話を骨と筋肉に限って言えば、

筋トレしながら骨の操作性を高め、

動きのコツを高めながら

筋肉の活動性を促し、

筋力UPも図れます。

 

立腰体操の中でもより

“筋肉“に焦点を当てた

〝立腰筋トレ〟という方法があります。

 

筋トレしながら脱力し、

脱力しながら筋トレし、

 

筋トレしながら動きの

骨操作能力が高まり、

 

骨の操作性を無限に

高めながら同時に筋力もUPできる

画期的な方法と言えます。

 

筋トレと言うと、単に筋骨隆々とした

ムキムキマッチョの身体を作るものと

思われる節がありますが、

それは筋トレの一部です。

 

それが筋トレのすべてと捉えて、

筋トレそのものを全批判するのは、

人間の身体の可能性を

潰すことに等しいのです。

 

筋トレには、正しく行えれば、

筋力UPの他に

 

・筋肉のコリを解す

・代謝をUPさせる

・成長ホルモン分泌を促す

・精神面を快活にする

・脳機能を高める

 

といった実に

有意義な効果があります。

 

問題は正しく行えるかどうかと

コストやリスク面ですが、

 

その点も立腰体操は完全に考慮し、

極めてローコスト・ローリスクで、

 

老若男女誰もが正しく行えるように、

またたとえ間違っても危険がないように

完全にデザインされてあります。

 

また、我々人間の身体を考察する時は、

人間の身体という側面だけに

拘っていてもいけません。

 

人間も動物であり、進化の歴史上、

人間も動物だったことも考慮に入れて、

まるごとの身体そのものを考察し、

具体的な方法に仕上げるのです。

 

骨か肉かの二元論。

筋力か脱力かの二元論。

右か左かの二元論。

 

二元論に分けて

どっちかに偏るのは、

あまりにももったいない。

 

東洋では二元論ではなく、

陰陽という考え方をとります。

 

そして、陰の中に陽があり、

陽の中に陰がある、

陰陽の調和・融合を大事にします。

 

これも西洋・東洋という

二元論に偏るのではなく、

 

両者の本質を

捉えることが重要です。

 

スポーツ界でも、

スーパーパフォーマンスを

発揮する超一流選手ほど、

 

筋力と脱力を高度に

調和・融合できています。

 

①筋力があって、脱力できている

②筋力があって、脱力できていない

③筋力がなくて、脱力できている

④筋力がなくて、脱力できていない

 

簡略化すると

4パターンの人物がいます。

 

①が超一流、達人状態です。

 

②は典型的に筋トレで

失敗する例です。

 

③は身体資源は少ないけど

脱力はできているので、

武術系の人や、芸術家、音楽家、

棋士などに居ます。

 

④は身体が辛い状態です。

 

 

そして、更に大事なことは、

筋力と脱力は完全に

分かれた概念ではなく、

お互いに補完し合う関係にあります。

 

正しく開発された筋力は

脱力を促進し、

 

正しく開発された脱力は

筋力を促進してくれます。

 

筋力も脱力も最高度に

高める立腰体操による身体開発、

ぜひ楽しく積み上げていって下さい。

 

by. フィジカリストOuJi

 

 
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