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2023/1/6

もう1つのハードトレーニング

https://youtu.be/fumW7dsIEbc

 

https://youtu.be/oOBv6RNtemM



「もう1つのハード・トレーニング」

 

トレーニング好きな人は、

ハードなトレーニングをします。

 

格闘家やアスリートも、

ハードトレーニングを自分に課します。

 

僕も日々、ハードなトレーニングをしています。

 

しかし、僕のハードトレーニングは

ちょっとと言うか、だいぶ違います。

 

ハード(hard)とは

「キツい、堅い、強力な、丈夫な、硬い」

といった意味がありますが、

本来は「難しい」という意味です。

 

多くの格闘家やアスリートは

体力的にキツいハード

トレーニングはよくしていますが、

 

「難しい」という意味での

ハードトレーニングが足りていない

ことが多いです。

 

「難しい」というと

difficult」が有名ですが、

 

difficult」は同じ「難しい」でも

「頭脳労働を伴う難しさ」を表します。

 

hard」は「肉体的に難しいこと」や

「精神的に努力が必要なもの」を表します。

 

僕の行っているトレーニングは、

頭脳的にも難しく、

身体的にも難しいものです。

 

だから、harddifficultを合わせて

hardifficult」と言うべきものです(笑)

 

つまり、格闘家やアスリートなら

肉体的にキツいトレーニングは

当たり前にする一方で、

 

身体的にも頭脳的にも難しい

鍛錬・お稽古を自分に課すべきです。

 

じゃないとどうなるか?

 

年々歳々、動けない身体になります。

 

 

トレーニング原則として

「漸進性の原則」という

有名な原則があります。

 

何やら凄そうな原則に聞こえますが、

何のことはない、「負荷を上げ続けないと

成長しないよ」ということです(笑)

 

だからアスリートは

ハードトレーニングをするわけですが、

ぜひ、もう1つのハードトレーニング

をしてほしい。

 

それが、自分の身体の中で

使えていない部分、そして

使えない使い方をできるように

していくことです。

 

「身体を構造通りに使う」

というコンセプトのもと、

全身骨で200数個、関節365個、

筋肉650個で構成される

身体の使えていないパーツを

使えるようにするという

トレーニングをしてほしい。

 

それをすると、二流選手が

一流選手を超えられるという

現象が起きるからです。

 

凡人アスリートが

天才アスリートを

超えられるからです。

 

そんなトレーニング方法を

「身体開発」と言います。

 

 

ただ体力的にキツいトレーニングは

辛いですが、〝簡単〟です。

 

その〝簡単〟とはどういう意味か?と言うと、

 

「現状の延長線上」

 

だということです。

 

 

いくら体力的に辛くても、

今の自分の身体の在り方

=今ある自分の身体のバージョン

でそれを遂行するわけですから、

 

「現状の延長線上」なのです。

 

そうではなく、

〝真の進化・成長〟を臨むならば、

 

その身体の在り方そのもの、

身体のバージョンそのものを

 

変えてしまう必要があり、

それが「身体開発」なのです。

 

これはまさにハードとソフト

と言い換えることもできます。

 

身体のハード面である

行動体力及び身体資源能力

(筋力・筋持久力・瞬発力・

心肺持久力・敏捷性・柔軟性・平衡性)

を鍛えることも去ることながら、

 

アスリートであれば、

 

身体のソフト面である

身体機能即ち身体運用能力を

鍛える必要があります。

 

                 

限られた身体資源をいかに使いこなすか。

 

その身体のソフト面を作り変える作業は、

言わば運動神経そのものを

書き換える作業ですから、

現在の延長線上にないことなので

非常に難しいことです。

 

でも、だからこそ、

〝トレーニング〟です。

 

 

アスリートであれば、

身体のハード面にもソフト面にも

両方に「漸進性の原則」を採用すべきです。

 

凡人選手の「漸進性の原則」は

ただ単に負荷を多くすることを

やっているだけです。

 

例えば、スクワットをするとしたら、

昨日50kg103セットであれば、

今日は60kg103セットやる。

 

あるいは、回数及び

セット数を増やしたり、

11回のスピードに変化を

もたらしたりする程度です。

 

ダッシュトレーニングであれば、

今日50m10本やったら

明日は15本、あるいは、

重りを装着して同じ本数を走ったり、

坂道ダッシュにしたりして、

より負荷がかかるようにする

という程度のやり方です。

 

これでは、辛い練習に

耐える根性と行動体力はつきますが、

 

〝身体の進化〟とも言うべき

抜本的な改革は起きません。

 

なぜなら、繰り返しますが、

しんどいけど、簡単なことだからです。

 

ここで、身体の在り方そのもの(ソフト)に

変革をもたらす身体運用能力を

鍛えようとするとどうなるか?

 

例えば、

 

ダッシュトレーニングであれば、

ひと足ひと足、本当に正しく

足を着けているかどうか?

その動きを遂行するのに

無駄な力は入っていないか?

等ということを厳密に意識して

走ることになります。

 

そうすると、全能力(脳力)を

全集中して使わなければいけないので、

 

たったひと足出すだけで、

憔悴し切るほどバテます。

 

つまり、そう簡単には走れない

ということになります。

 

でもだからこそ、

真の意味で脳も含めて

全身体に負荷がかかって進化・成長します。

 

ただ単に筋肉に負荷をかけるやり方では、

現状の自分の身体の在り方のまま

筋肉に負荷をかけているだけなので、

現状の身体のまま筋力が上がるだけに

止まります。

 

スクワットをやるにしても、

単に重りを重くして

より負荷がかかるようにするのではなく、

 

同じ重さでもいかに負荷がかからないか、

どうやったら負荷が分散して

負荷が抜けるか?を身体と脳で

考え吟味しながらスクワットをすると、

 

身体の在り方にも

変革をもたらすスクワット

になります。

 

そして、それをまさに自覚的に

やっていたアスリートが

ハンマー投げの室伏広治さんです。

 

彼は、

 

「慣れてしまったらもう

 それはトレーニングとは言わない」

 

と言っています。

 

     

要は「漸進性の原則」

のことを言っているのですが、

 

室伏さんは

 

身体資源能力も

それを支える身体運用能力も、

 

両方ともに「漸進性の原則」

を実行していました。

 

トレーニングとは

慣れないことをすること

を言います。

 

慣れたことを繰り返すことを

ルーティーンと言います。

 

ルーティーンは

精神的な安定効果を生みますが、

進化は起きません。

 

トレーニングというのは本来

現状を超えるためにありますから、

ある意味精神的には一時的な

不安定さをもたらします。

 

でもだからこそ

進化・成長するわけですが、

 

その時に精神の

不安定さを生まない方法

というのがあって、

それが立腰体操の中に

含まれているのですが、

 

それはまた次回にお話します。

 

アスリートであれば、

肉体的にもハードな

トレーニングをしつつも、

 

頭脳的にもハードな

トレーニングをするべきです。

 

その「頭脳的」というのは、

戦術などを考えることではなく、

 

自分の身体をより構造通りに

使えるようにしていくことです。

 

身体資源能力を鍛える

ハードトレーニングをすると

筋肉や心肺機能が疲労しますが、

 

身体運用能力を鍛える

ハードトレーニングをすると

脳が疲労を起こします。

 

 

立腰体操は万人向けの

優しくかつ易しい体操でありながら、

 

身体開発上級者用の体操法・

トレーニング法、またそれを

支える理論が構築されています。

 

身体を直したい初心者の方も、

更なる身体能力を鍛えたい上級者も、

共にできるのが立腰体操です。

 

by. フィジカリストOuJi

 


 

 

 

 

 

 


 

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