日本立腰

 
立腰体操・立腰整体で日本を元気に!
寝腰JAPANから、立腰JAPAN!へ。 
カタ苦しいイメージから、ユル楽しいイメージへ。
「タテゴシ」で、日本を元氣に!
2022/7/24

疲労回復の本質

疲労回復の本質

 
疲労回復についてあれこれ
新しい健康法が出てきますが、
 
生理学的に疲労回復の機序・
メカニズムは解明されています。
 
この本質から外れるならば、
何をやっても根本的には疲労は回復しません。
 
疲労回復の本質は血液循環です。
 
血液循環を促すにはポンプの力が必要。
 
身体の中でポンプの役割を果たすのは
まず以て心臓です。
 
心臓循環器系と言うように、
 
心臓がポンプ運動することで、
全身に血液を回します。
 
しかし、
 
人間が全身に十分に
新鮮な血液を回すには、
 
心臓のポンプ運動だけでは賄えません。
 
理由は2つ。
 
①脳が大きいから
②2本足で立って歩くから
 
だからこそ、
 
全身の中のある器官が
その心臓の役割を補っています。
 
それはどこか?
 
心臓と同じく
ポンプ運動をする器官です。
 
そう、答えは「筋肉」です。
 
筋肉がポンプ運動してくれることで、
心臓だけでは賄えない血液循環を
促してくれるのです。
 
心臓と筋肉のポンプ作用によって、
血液循環が促されることで疲労物質が流されて、
細胞に栄養成分が充填される。
 
これにより、疲労が回復する
という現象が起きます。
 
これがそもそも疲労回復のメカニズムであり、
このメカニズムが上手く機能していない
ことを放っておいて、他の疲労回復法を施しても
 
まさに
 
「骨折り損のくたびれ儲け」
 
です。
 
さて、
 
ここからが重要です。
 
疲労を回復するための心臓と筋肉に共通する
作用とは「ポンプ運動」です。
 
ポンプ運動とは、
収縮と弛緩によって起こります。
 
分かりやすく言うと、
 
縮んだり伸びたりすることで、
ポンプ作用が起きて血液が送り出されます。
 
つまり、
 
収縮と弛緩ができなければ
ポンプ作用は起きません。
 
心臓は全身に1つですが、
 
ここは一生死ぬまで収縮-弛緩を
繰り返しています。
 
心臓が収縮しっぱなしでも
弛緩しっぱなしでも、
どちらになっても死んでしまいます。
 
では、筋肉はどうでしょうか?
 
筋肉は全身に650種類あります。
 
専門的に見てほとんどの人が
 全身650種類の筋肉の中で
 
ポンプ運動できていない
箇所が山ほどあります。
 
だから疲労が抜けないのです。
 
〇〇式やら△△式やら…
色んな疲労回復法が出てきて
惑わされている人も多いですが、
 
実は疲労回復の原理はシンプルです。
 
全身の中で
筋ポンプ運動ができていない、
筋ポンプ運動が不十分な筋肉を見つけ出し、
 
その筋肉達をポンプ運動できる
筋肉に変えていく。
 
そして、全身650種類の筋肉を
でき得る限りポンプ運動できる
筋肉にしていく。
 
それが疲労しない身体、言い換えれば、
疲労回復力の高い身体を養成する本質となります。
 
筋肉量を増やすとか
筋肉を付けるとかではなく、
 
筋肉の機能をフルに取り戻し、
筋肉らしさを発揮させてあげることです。
 
筋肉らしさとはポンプ運動です。
 
ポンプ運動こそが筋肉の大いなる役割です。
 
繰り返しますが、
 
ポンプ運動は
 
収縮と弛緩によって成り立ちます。
 
どちらかだけでは当たり前にダメです。
 
筋肉を収縮させて
筋肉量を増やしたところで、
 
深く弛緩ができていなければ、
ポンプ運動作用は不十分です。
 
ポンプ運動ができていない
筋肉が全身に山ほどある中で、
 
身体の前後左右において
 
・どこが収縮し過ぎていて
・どこが伸張し過ぎているか
 
が実は法則により決まっています。
 
収縮し過ぎている筋肉には
伸張という運動を
 
伸張し過ぎている筋肉には
収縮という運動を
 
施してあげることで、
筋肉のポンプ作用が復活してきます。
 
  
この時に収縮し過ぎている
筋肉に収縮させる運動を施すと
 
余計に筋肉はポンプ機能を失います。
 
伸張し過ぎている筋肉にさらに
伸張させるような運動を施してしまうと、
 
その筋肉はさらにポンプ機能を失います。
 
だから、全身の筋肉のポンプ機能を
甦らせるために一番重要なことは、
 
身体の中で
 
・どこが収縮し過ぎていて
・どこが伸張し過ぎているか
 
を知ることです。
 
それを僕は「身体の現在地」と呼んでいます。
 
目的地(ゴール)を決めたら
現在地(スタート地点)を確認するのと同じで、
 
「身体の現在地」が明確に解るからこそ、
目的のために何をなせば良いかが明確に解るのです。
 
では、自分は全身650種類の筋肉の
・どこが収縮し過ぎていて
・どこが伸張し過ぎているか
 
をどうすれば解るのか?
 
それが素人でも解ってしまうのが
 
「フィジカル・コード」
 (身体の暗号)
 
という理論(身体法則)です。
 
フィジカル・コード理論を紐解けば、
 
自分は
・どこの筋肉が収縮し過ぎていて、
・どこの筋肉が伸張し過ぎているのか?
 
がいとも簡単に割り出せます。
 
フィジカル・コード理論
により割り出されたその答えのことを
 
「フィジカル・タイプ」
 
と名付けています。
 
 
あとはそのフィジカル・タイプに則して、
必要な筋肉に必要な運動法を
正しいやり方で施すだけです。
 
それにより、全身の筋ポンプ機能は甦り、
疲労が回復するという現象が起こり、
 
あらゆる症状も
消失・緩和・改善されるのです。
 
        
今は敢えて筋肉だけに話を
限定して言っていますが、
 
筋肉には
 
・表層(outer layer)
・中層(middle layer)
・深層(inner layer)
 
があります。
 
 
まずは表層筋(outer muscle)
からで良いので
 
ポンプ運動できる
筋肉に改善させていきます。
 
表層筋レベルで
ポンプ機能改善ができたら、
 
次は中層筋レベルでやっていきます。
 
それが改善されたら次は、
深層筋レベルでポンプ機能を甦らせます。
 
1DAYセミナーでは
7つの身体部位と動作に関連する
表層筋のポンプ機能を
甦らせる理論と方法をお伝えしています。
 
 
立腰トレーナー養成講座では
全身〇〇の身体部位と動作に関連する
中層筋・深層筋までのポンプ機能を
甦らせる理論と方法を伝授しています。
 
by. 腰の王子=フィジカリストOuJi
最新記事
月別アーカイブ