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フィジカリストOuJiインタビュー 〜1DAY4本柱の意義②〜 ![]() 王子 骨と筋肉の関係性をより円滑にするには、双方からのアプローチで身体を開発する必要があります。 --世の中の鍛錬者には、「筋肉より骨を使え!」と主張する〝骨派〟と、「とにかく筋肉を鍛えよう!」という〝肉派〟がいますが、王子は以前から両方大事だと主張していますね。 王子 Of course!つまりもちろんです。骨は筋肉のおかげさま、筋肉は骨のおかげさま、お互いがお互い様の関係で成り立っているんですから、どちらが大事とかは無いんですよ。 --なるほど!だから両方からのアプローチがnecessaryつまり必要なんですね。どちらか一方だけだと、バランスを失いそうな感じがします。 王子 まさにその通りです。身体の各器官・各パーツは常にお互いに密に連携し合っているから生命を保てています。筋肉だって骨だって、身体という宇宙の中のかけがえのない1つの器官です。どちらか一方がなくなっただけでも生命はありません。 --なるほど、まさにそうでスネ。身体全体を宇宙と捉えると、まさに各器官が均衡を保っているからこそ、宇宙が保たれていることが分かりますね。 王子 そうでしょう。またこの話は別の機会にじっくりコトコトしたいと思いますが、身体開発という視点に立つと、どちらか一方だけからのアプローチではあまりにももったいないでスネ。 --と言いますと? 王子 はい、まず、身体開発とは「身体構造に目醒めていくこと」、つまり、身体構造通りに身体を扱えるようにするプロセスチーズこそが身体開発です。 ![]() --なるほど!分かりやすいです! 王子 はい、そして、身体構造通りに身体を扱うとなると、僕たちが身体の器官の中で意識的に知覚して変えていけるのは、基本的には「筋骨格系」のみです。 --確かにそうですね!内臓なんて、意識的に知覚しろと言われても、「できナイゾウ!」ってなりますよね(笑) 王子 はい、まさにそうでスネ(笑)もちろん、ヨガの達人であれば内臓の知覚はできますが、万人には無理です。だから筋骨格系構造から目醒めさせていくわけですが、そのために必要なのは、骨と筋肉の分離です。 ![]() --「江戸1DAY」でも学ぶ「筋骨分離」というやつでスネッ! 王子 そうです。筋骨格系における「脱力」とは何か?と言うと、骨と筋肉をキチンと分離することです。より具体的に言うと、骨と筋肉が全く別の器官・組織であることを認識するということです。 --なるほどー!確かに、骨というのは基本的には硬い組織、筋肉は力が入れば硬いですが、力が抜ければフワフワに柔らかい組織ですから、両者の違いが分からないというのはよく考えれば大問題でスネ! 王子 そうなんです!まさに大問題。そういう状態を放っておくから身体の病気や不調はもちろん、精神や脳の不調・崩壊を招きます。だから、どんな社会問題よりも大問題なんだ!と大学時代から主張していたのですが、誰にも理解されませんでした(笑) --「肩こり」なんて、まさに骨と筋肉が一体化してしまった典型例でスネ。 王子 That's right!つまりその通りです。肩こりのみならず、身体中のコリすべてがより専門的に言うと、骨と筋肉が一緒くたになった状態です。 --つまり、それこそが俗に言う「癒着」というやつでスネッ! 王子 そうでスネッ!癒着とは引っ付く、引っ付いて離れないという意味ですが、これはまさに引っ付いて一緒くたになった状態。そして、骨と筋肉を一緒くたにしている張本人はwho?つまり誰か?と言うと、Brainつまり脳です。 --いくら「No!」と言っても「脳」でスネッ!(笑) 王子 はい!そうでスネッ!つまり、癒着とは、筋肉が骨と同じぐらいに硬くなって、脳がその区別がつかなくなった状態、脳の認識系統の中で骨と筋肉が同じ組織であると整理された状態と定義付けることができます。 --That makes sense!つまりなるほど!そういうことでスネッ!とすると、巷でよく言われている「肩甲骨はがし」も筋骨分離ですか?? 王子 「肩甲骨はがし」と称してやられているほとんどの方法は、脳を経由・アプローチせずに、物理的身体である肩甲骨のみを無理矢理はがす作業、もっと言えば、ただ肩甲骨と肋骨の間に指を入れるだけの作業になっています。骨と筋肉を癒着させている脳の状態が変わっていないのですから、当然、その作業をやめればすぐにまた癒着します。 --やはりそうなんでスネッ!せっかく「肩甲骨はがし」と言ってやっているんですから、本当に精確な方法を知ってほしいでスネッ! 王子 僕が自身の肩甲骨はがしに着手し出したのは今から20年ほど前です。身体を開発したい人にとって、肩甲骨から開発していくっていうのは順番としては◎(二重丸)なので、ぜひ立腰体操から取り組んでほしいと思いまスネ。 ![]() --筋骨分離ということで言えば、筋肉からアプローチをかける「フィジカル1DAY」と、骨からアプローチをかける「江戸1DAY」の最強の組み合わせが良さそうでスネッ! 王子 そうなんですヨッ!まさにそのためにあるのが「フィジカル1DAY」×「江戸1DAY」の最強タッグなんです!その最強タッグたる由縁、知りたいですか?? --し、尻腿ッ!尻腿ッ!尻腿ですッ! 王子 Sure!つまり了解です!まず骨と筋肉の位置関係の話ですが、基本的には「骨の上に筋肉があり、筋肉の下に骨がある」という関係性になっています。 --ほー!普段なかなか考えないことですが、確かにそうでスネッ! 王子 そうなんです!この関係性が崩れることはありません。骨の上で筋肉が働いてくれるから骨は骨として役割を全うできるし、筋肉の下で支えてくれる骨があるからこそ筋肉は活躍できるのです。例えば「フィジカル1DAY」の内容をやり込むと、全身の筋肉がキチンと収縮・弛緩を繰り返せられる筋肉に生まれ変わってきます。 --現代人の全身650種類の筋肉には、「収縮しすぎている箇所」と「伸張しすぎている箇所」がアチコチに存在していて、それにいくつかのパターンがあり、それを「フィジカル・タイプ(歪み)」と言うのでしたネッ! 王子 That's right!つまりその通りです。つまり、身体にフィジカル・タイプが存在する限り、全身650種類の筋肉はちゃんと役割を全うできない。その役割とはまさに「収縮・弛緩運動によるポンプ作用」です。そして、収縮して弛緩するという〝変化〟が起きることで、脳が骨と筋肉の違いを認識し始めるんです。 --あー!なるほど!筋肉は収縮しすぎていても、伸張しすぎていても、固まってしまって動かないので、脳は骨の上に乗っている筋肉と骨との区別がつかないんでスネッ! 王子 そうです!筋肉が収縮して硬くなったり、弛緩して柔らかくなったり、変化・変動するから、お隣の骨との違いが明確になるんでスネ。骨は内部構造に目をやると細胞が動いているわけですが、基本的には筋肉のように硬くなったり柔らかくなったりはせず、硬いままです。 --Very interesting!つまりめっちゃ面白いです!フィジカルタイプを整える「ゼロ・ストレッチ」「ゼロ・筋トレ」を行うことは、全身650種類の筋肉のポンプ機能を呼び醒まして、骨と筋肉の違いを脳に焼き付ける作業でもあるということでスネッ!それによって、より骨は骨らしく、筋肉は筋肉らしく働き出すということでスネッ! 王子 それだけではありませんヨッ!筋肉のポンプ機能が甦ることで血液循環を介して栄養成分が骨の細胞にシッカリと行き渡りやすくなります。シッカリ栄養を受け取った骨は、骨としてよりその役割を全うしてくれるようになります。シッカリかつ弾力性を持った器官としてキチンと身体を支え、骨髄で血液をシッカリと生産するようになるのです。 --へぇ〜!まさにお互いに補い合っているんでスネッ! 王子 そうです!身体は全ての部位・パーツがお互い完璧に補い合うジグソーパズルコンビネーションですッ!そして、そういう身体の状態をベースにして、「江戸1DAY」の内容をトレーニングすれば、より骨と筋肉の違いが明確になります。次は骨の意識を直接高めることで、筋肉との違いをより明確にクッキリと脳に教え込みます。すると、より骨に近い部分にある筋肉も弛緩して、骨が筋肉から完全に独立して、あたかも筋肉という海の中に骨が浮かび、泳いでいるかのような身体感覚が得られます。 ![]() --すごいお話ですッ!ということは、やはり、王子のセミナーを受けるには、4種類ある1DAYセミナーの中で一番初めに「フィジカル1DAY」を受講するのがベストですか?これは、聞きたい人が多いと思います。 王子 それはですね、実はどれから受けて頂いてもいいんです(笑)4つの内容すべてが人間にとって必要なものですからね。例えば、自分は立ったり座ったりして体操できないという場合は、「寝ころび1DAY」が良いでしょうし、身体の現在地を知りたいというのであれば「フィジカル1DAY」が良いですし。ご自身の好みに応じてどれから受けて頂いても大丈夫です。今日のお話で言うと、骨と筋肉の分離には「フィジカル1DAY」と「江戸1DAY」の組み合わせが良いですヨッ!ということです。 --なるほど!よく分かりました!ぜひ4大1DAYセミナーを全制覇して、身体の開発を楽しんで頂きたいでスネ! 王子 そうでスネッ!人間として、このBODYつまり身体を持ってこのEarthつまり地球に生きている限り、4本柱を制してほしいと思います。 |