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『守破離の真義― 歴史的考察と身体技法論的再定義』
は、近代以降、
“誤って伝えられ続けてきた守破離”の意味を、
観阿弥・世阿弥 → 利休 → 江戸茶道 → 現代身体学
という千年規模の系譜から照射し直す研究書である。
一般的に語られている
「守=型を守る、破=型を破る、離=自己流へ」
という解釈は歴史資料に一切存在しない。
本書では、一次史料(不白筆記)や能楽思想、
身体技能学習論をもとに、
守=型の内在化
破=癖の破壊
離=無意識有能
離→守へと円環する循環構造
という“守破離の原義”を体系的に提示する。
また、武術的身体技法と神経可塑性の観点から、
守破離を 「身体と神経が書き換わるプロセス」
として捉え直し、
日本文化に宿る身体知の核心を明らかにする。
守・破・離ー三段階では終わらない。円環する身体学の真相へ。 |
「破るのは型ではない。あなたの〈癖〉である。」
千年の誤読を正し、
守破離を“学習の科学”として再定義する。
守破離は、日本文化に埋め込まれた
「上達の科学」 であり、
それは身体にも精神にも通じる普遍的な理法です。
しかし現代では本来の意味を失い、
“型を破って自己流へ”という
文化を断絶させる解釈が常識となってしまいました。
このままでは、日本の身体知・伝統知は断絶します。
私は、武術の身体構造学を基盤に、
守破離の原点を歴史資料と身体技法から再構築し、
次世代へ確かな形で渡すことを
使命として本書を著しました。
(全35頁、今後も加筆修正予定)
(立腰大學オンライン参加者は無料進呈)



書名:守破離の真義
副題:歴史的考察と身体技法論的再定義
著者:河上 雄太(フィジカリスト OuJi)
発行者:日本立腰協会
編集・デザイン:日本立腰協会・立腰大學 出版部
発行日:2025年(令和7年)11月20日
発行形態:PDF電子書籍
※立腰大學オンライン参加者は無料進呈
価格:2,600円(税込)
著作権:
© 2025 Yuta Kawakami / Japan TATEGOSHI Association.
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