--近年、コロナ禍において、外出する機会が減り、運動不足になる人がいる一方で、コロナ禍を機会に自宅での運動習慣が身についたという方もいます。フィジカリストである王子は、この現象を率直にどう捉えていますか?
 
王子 ビッグチャンス!つまり、大きな機会!と捉えていますヨッ!
 
--やはり、運動する人が増えるというのは、良いことなんでスネ!!
 
王子 いや、僕の言っているビッグチャンスとは、そういう意味ではないんですよ。
 
--な、なんだとっ!?
 
王子 「整体」と「運動」、言い方を換えれば、「治療」と「体育」を高度なレベルにおいて統合できる専門家がフィジカリストでもありますが、フィジカリスト的見地においては、コロナ禍によって運動する人が増えた一方で、その運動によるケガ人も増えている事実にも目を向ける必要があります。
 
--なるほどー!それはあまり報道されないですが、裏側ではそういうことが起きているんでスネ!でも言われてみれば当然ですよね?今まで運動習慣がなかった人がいきなり運動を開始し出すんですから、ケガ人が多数出ることは容易に想像はできますよね!しかし、そのことと、王子のおっしゃる「ビッグチャンス」がどう関係するのですか??
 
王子 はい、そのビッグチャンスには2つあるんですが、シリタイですか??
 
--し、尻腿ッ!!
 
王子 まずね、僕はコロナ禍という時代に入り、何事においてもオンラインサービスが一気に普及し、リモートワークが当たり前になった時に、いよいよ立腰体操の出番が来たな!と思いましたよ(笑)
 
--そうなんでスネッ!Why?つまりなぜですか??
 
王子 立腰体操ほど、オンラインでやるには良いものはないからですよ。Becauseつまりなぜならば、①やり方が簡単でシンプル②超絶!楽しい③たとえ間違えてやっても危険性が限りなく低い④しんどくないのに効果がある⑤思わぬ深い効用がある という以上5点において、立腰体操の右に出るものは無いと、僕自身自負しているからです!
 
--な、なるほどー!確かに、ワタリガニ!立腰体操はその5点において、完璧でスネ!!
 
王子 そうでしょ?僕自身がこの21世紀に生きる人間ですから、AIやオンライン時代にも備えて、体操を開発してきましたからね。つまり、指導者がいなくても楽チンで安全で楽しくできて、しかも、深い効果が得られてしまうという方法です。僕は「AI時代にこそ、PIが開発される」と随分前から言ってきて、これまた相手にされなかったんですが(笑)、「PI」とは「Physical Intelligence(身体知能・身体的知性)」という意味です。
 
--「知能・知性」と言えば“脳の賜物”と言われていますが、近年、科学的な研究も進んで、“身体”がいかに賢いか、身体を使ってこそ、脳の知能も高まるということが解明されてきましたネッ!
 
王子 そうでスネッ!まぁ、科学で解っていることなんて、まだまだ「PI」のピの字にも及ばないですけどね。
 
--そのPIが、なぜ、AI時代に開発されていくんですか??
 
王子 はい、まず、「時代は段々とオンラインの時代になっていく」というのは、コロナ前から予測されていることでした。それがコロナを契機に一気にオンライン時代が花開いたわけですが、僕はオンライン時代に備えてコツコツと準備をしてきました。そして、「立腰体操3種の神器」を始めとした、ただちょっと身体が軽くなるだけでもない、キツい運動法でもない、簡単で気持ちいいのに身体が考えれらないぐらいに開発されてしまう…というコンテンツをYouTubeで配信してきたわけです。でね、PIというのは言わば、「身体に眠る宝物」ですけど、これを発掘・開発していく作業というのは、1人で打ち込むのにすごく向いているんですよ。
 
--なるほど!身体開発というのは、筋トレみたいに鍛えた筋肉を誰かに自慢して見せつけるでもない、自分自身の内側において取り組むことですから、動画・オンラインで1人で好きな時にコツコツ取り組むのにすごく向いていまスネ!
 
王子 そうなんです!僕自身、修行時代、もちろんコロナ時代より遥か以前に、たった1人で身体開発に取り組み続けてきましたからね。ソーシャルディスタンスで言えば、僕の修行時代のソーシャルディスタンスほど完璧なものはなかったですよ(笑) 歴史的に見ても、優れた武術家は対人稽古も行いますが、その他に「一人稽古」を徹底的に行ってきたという事実があります。つまり、単なる反復運動であるエクササイズではなく、常に修正・改善しながら深い世界に没入していく身体開発というのは、一人でやるのが向いているんですよ。優れた野球選手がたった一人で素振りをこなすのも、同じです。わざわざ人前で素振りってしないですよね?(笑)素振りのようなシンプルなことほど、たった一人で行う。それは、それだけ集中して一動作一動作を大切に改善しているからに他なりません。
 
--なるほどです!まさに何の器具も要らず、身体一つで簡単にできて、しかもやれば気持ちよくて楽しくて、それでいて効果が凄まじい!となると、まさに立腰体操の時代の到来ということでスネ!
 
王子 そうでスネ!コロナ禍になり、時代は同時にYouTube時代。多くの方が、YouTube上で、運動法や整体法、健康法を探すようになりました。その影響で、筋トレをやり始める人も増えたわけですが、同時にそれによりケガ人も増えました。zoom上でのパーソナルトレーニングでも、筋トレのような強い負荷のかかる運動では、怪我のリスクは非常に高いです。その点、立腰体操は、方法が僕から独り歩きして拡がっても危険性がないように制作しましたので、本当に時代にピッタリなんでスネ。そして、コロナ禍になり、人と会う機会もウンと減り、精神的にもストレスに苛まれる人も増えました。様々な不安やストレスを抱える中、しんどい運動はできない、やりたくない…という人もいます。そんな中、立腰体操は気軽にできて、やると精神効果が出るように設計していますので、心の状態も元気になるので、多くの方から喜びの声を頂いています。
 
--元々ガッツがある人は、筋トレやランニングといった従来のトレーニングに励むことができるでしょうけど、心の元気を失っている人にはなかなかdifficultつまり難しいですよね??
 
王子 そうですね、科学的には「そういう人ほど運動した方が良い」と簡単に結論づけていますが、そう易々といくほど甘くはないですよ(笑)そう、まさにそのことにこそ、僕の言う2つ目のビッグチャンスがあるんですよ!!
 
--ど、どういうことですかッ??
 
王子 はい、コロナ禍になり、自宅で自分で運動する人が増えた裏側で、近年特に脳科学の分野で運動がいかに脳にとって良いかということが解明されてきて、脳の健康のためにも、積極的に運動しよう!ということが、欧米を中心に拡がってきたんですね。当然、僕たちの日常生活のあらゆる事象が脳の産物ですので、脳の状態が良くなれば、あらゆることのパフォーマンスが上がりますね。だから、「もっと運動しよう!」ということを、脳科学者たちも声高に叫び始めました。でも、フィジカリストである僕は、それこそが大問題であり、大問題であるからこそ、そこを解決できれば、ビッグチャンスであるということなんです!
 
--そこが「大問題である」と言い切る人もなかなかいないと思いますが、どういった点が問題なんでしょうか?
 
王子 科学者であるならば特になんですが、もっと冷静になるべきです。あまりに「運動しよう」と言ったり、「脳には運動が一番」ということ言い過ぎると、積極的に運動する人が増えて逆に怪我をして脳機能の低下を招いたり、脳にとって運動が良いのに自分にはそれができない…というジレンマに苛まれ、精神的にも病んでしまう人が実際に出ています。科学的に解明されたと言っても、まだまだデータは乏しいですし、それだけで結論づけるのは早計すぎるというものも多いですし、矛盾点も多々あり、単に「運動が脳に良い」と言い切るのは大きな問題を生むのは明らかなんですね。
 
--王子は常々、「誰が運動するか?によって変わる」「その運動がどういう身体の使われ方をして生まれたのか?によって、同じ運動でも全く違う運動になる」といったことをおっしゃっていますが、残念ながら現代科学ではその一番大事な部分が全く手付かずですからね。
 
王子 That's right!つまり、その通りです!僕がよく例として出すイチローの名言がそれを示す良い言葉です。「同じ練習でも何を感じながらやっているかで、全然結果は違ってくる」と彼は現役時代にハッキリと言っています。この「練習」という言葉を「動き」に変えても同じことです。同じ動きでも何を感じながらやっているかで、全然結果は違ってきます。この「何を感じながら」の部分こそが、肝中の肝と言えます。
 
--これは欧米の特徴なんでしょうか、そういった物事を深めるということをしないというか、そこにあまり注目さえしないように思います。
 
王子 そこもまさに欧米人であっても人によりけりですよ。もちろん、大きな視野で見れば、東洋人は思考の縦掘りが得意で、物事を深めることが好きですね。例えば、筋肉は650種類以上もあるわけで、同じ動きでも、どこの筋肉を使って行っているかによって、全く違う運動になるわけですよ。
 
--王子はよく鼻くそをほじる動作で喩えますね?(笑)
 
王子 そうですね、関節という視点に立っても、同じ鼻くそをほじるという動作でも、ある人は肘関節だけを使ってほじり、ある人は肩甲胸郭関節、肩鎖関節、胸鎖関節、肩甲上腕関節、肩峰下関節、肘関節を使ってほじります。この運動は、同じ「鼻くそをほじる」という運動ですが、中身を見れば、明らかに同じ運動とは言えないですよね?
 
--全く違いますよね!(笑)
 
王子 そうです、しかも、「どのように使ったか?」という視点まで入れれば、さらに同じ運動とは言えなくなります。この視点を全く考慮に入れずに、脳の健康にはランニングが良いのでランニングしよう、運動しようと脳科学者は言いますが、それは脳科学者がまさにPIを知らないからこそですね。
 
--なるほどです。だから、ランニングして効果が上がる人もいれば、効果が上がらない人、そればかりか怪我をして脳機能低下を招くという逆効果になる人も出てしまうわけですね。
 
王子 そうです、それでは科学とは言えないですね。また、これもYouTubeでも話していますが、その運動が良いか否かを決めるのは、主観と客観の2軸で考える必要があります。「あなたが主観的にやりたくて、客観的に正しい」運動こそが、あなたにとって良い運動なんですね。もしそれほどやりたくないのに、脳にとって良いからという理由でランニングしていたら、着実に中長期的にはマイナス効果を生んでしまいますし、正しく身体を使えていない状態でランニングをしていても、同じことを生みます。
 
--本当にその通りでスネ!客観的にどのように身体が使われるのが正しいのか?ということの検証抜きに、「運動しましょう」は危険すぎますし、あまりにも短絡的で、逆に大いなる身体の可能性を眠らせることにもなりますね。
 
王子 そうなんです、それはフィジカリストとしては許せないことなんです(笑)だから、コロナ禍を契機に一人で運動する人が増えたからこそ、その身体の本質に目醒めるビッグチャンスが来ている!ということなんですヨッ!
 
--まさに、そうでスネ!王子は、整体院という現場でまさに通常の「運動指導」の限界を生で見てこられたからこそ、そのような知見を得られたのでスネ!
 
王子 そうでスネ!10年間というスパンでは12万人の方に指導して来ましたが、いくら脳に良いと知っても、運動をやってくれるほど甘くはないです。逆に言うと、僕にとっては、そしてこれはまさに科学の仕事であってほしいですが、「脳には運動が良い」と知って自分で運動を継続できる人ではなく、それができない人が大半なわけで、そういった人たちを救わないと意味がありません。
 
--立腰体操はまさにそういった運動弱者の方を救う史上初の発想・方法でスネ!それでいて、効果は運動強者の人が願ってやまない効果を生むという、とんでもない方法ですよネッ!
 
王子 その通りです!そして、「運動=エクササイズ」と捉える視野の狭い視点を乗り越える必要があります。いわゆる脳トレよりも、「身体を使った運動こそが脳を最も鍛える」から運動をしよう!というだけではあまりにも片手落ち。先ほど言ったように、そこには「どのように身体を使ったか?」という視点は皆無ですし、その視点で身体を考察できれば、日常のあらゆることが「運動」であるという所に行き着きます。そうなれば、「運動しよう」という発想ではなく、「身体を構造通りに使おう」という発想に行き着くはずです。
 
--王子はまさにその身体の本質中の本質をずっと追究されて来たわけですもんネッ!いずれ、科学はその次元へと行き着く時が来るのでしょうか??
 
王子 来ると信じています。いかに人間の身体が高性能であるか、人類全体で目醒めれば最高でスネッ!
 
--そうでスネッ!コロナ時代に運動不足の人が出る一方で、運動する人が増えたことが、王子にとっては「ビッグチャンス」に感じるということがよ〜く分かりました!!まさにそれは、人類の進化とも言えるビッグチャンスなんでスネ!そして一方で、面白いなと思うのは、コロナ時代に突入し、王子はオンラインのみならず、リアルでも多くの人に体操指導をされてきたことです。
 
王子 ナイスな着眼点でスネ!そうです、僕はコロナ禍からセミナー事業を一気に加速させました。コロナ禍になってからこれほどリアルセミナーやリアル講座をしてきたのは、ウチぐらいじゃないか?と思えるほどです(笑)立腰体操はオンラインにめちゃくちゃ向いているわけですが、当然、リアルも、めちゃくちゃ向いています。オンライン上で一人で学んでコッソリやるのでは得られない楽しさや効果が、リアルでのセミナーでは得られます。
 
--お話を伺えば伺うほど、立腰体操は、どの分野のどの層の人にも有効で、まさに、本質中の本質、インフラ中のインフラ、ど真ん中を貫いているのが分かります!
 
王子 そうですね、精神的に引っ込み思案で、そもそもジムや外に出られない人にも立腰体操はピッタリです。気力を必要としないし、一人で部屋でコッソリと存分に楽しめます。そして、引っ込み思案の人ほど物事を深めるのが好きな傾向にあるので、立腰体操にハマりやすい。一方で、外に出てみんなで体操して笑い合うのが好きな人にとっても、立腰体操は、たまらないものでスネ(笑)
 
--いやぁ〜素晴らしいお話です!最後になりますが、本日はテーマが「運動」ですので、これから運動習慣を持ちたいという人には、立腰体操3種の神器やここからクルン体操、おじぎ体操といった主要な立腰体操の他に、どのようなことをするのがオススメですか??
 
王子 そうでスネ、ぜひ、フィジカルタイプを整える「フィジカルタイプストレッチ」「フィジカルタイプ筋トレ」をモノにしてほしいでスネ!とても簡単な動作で、心拍数を上げることなく、即効で全身に驚異的な運動効果を与えてしまう最先端の運動ですからね!ぜひ知ってもらいたいでスネ!
 
--なるほどー!「フィジカルタイプ診断1DAYセミナー」でお教えする内容でスネッ!!では次回は、王子にその「フィジカルタイプ筋トレ・ストレッチ」の魅力について、存分に語って頂きましょう!本日はありがとうございました!
 
王子 もちろんです!こちらこそ、ありがとうございました!
 
(2022.9.8)
 
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