--今回は、王子の理念の根幹の1つである「江戸時代以前の日本人の身体を取り戻す!」ということを軸にお話を伺いたいと思います!
 

 王子 はい!よろしくお願いします!

 

 --江戸時代以前の日本人は現代日本人には想像を絶するほど高い身体能力を誇っていたということですが、まずズバリお聞きしたいのは、日本人の身体は、江戸時代以前と以降で、何が変わってしまったのでしょうか??わずか150年ほどで一体全体何が変わってしまったのか?ズバリお聞きしたいですッ!

 

 王子 はい、ひと言で言うと、「身体の在り方モハメドアリ方」が変わったということですね。もう少し噛み砕いて言うと、「骨格の構造通りに身体を扱えなくなった」ということ。これが江戸時代以前と以降の日本人の身体の変化の本質です。

 

--なるほど!体力やスタミナが落ちたとか、そういうことよりも、本質はソコなんでスネッ!

 

王子 そうでスネッ!体力やスタミナが落ちたのも、骨格の構造通りに身体を扱えなくなった結果ですからね。もっと具体的に言ったら、使える関節と筋肉の数が減ってしまったということですヨッ。

 

--なるほど!それは超絶!具体的でスネ!200数個の骨、365個の関節、650個の筋肉で構成される身体の使えるパーツをより沢山使っていたのが江戸時代以前のJapaneseつまり日本人ということなんでスネ。

 

王子 そういうことでスネ。身体の中の使えるパーツが減ることを「身体の退化」と定義すると、まず分かりやすく最も退化したのが、体幹部ですヨッ。

 

 

--なるほどッ!体幹部には82個ものjointつまり関節があるのでしたネッ!

 

王子 そうですッ!体幹部に82個の関節があるなんて、現代人には想像もつかないと思います。手よりも、体幹部の方が関節の数が多いんです。身体が固まっている人でも一番よく動く身体部位の1つである「手」よりも、体幹部の方が圧倒的に関節の数が多い。関節の数が多いということは、動く箇所が多いということです。

 

--手よりも体幹部の方が動く箇所が多いとは、驚愕です。。

 

王子 はい、手の関節は両手合わせて、32個です。体幹部は左右で82個。体幹部の方が実に50個も多く動く箇所があります。

--その82個の体幹部の関節を自在に動かして生活していたのが江戸時代以前の日本人ということでスネッ!

 

王子 That's right!つまりその通りです!江戸人は現代人が動かすことのできない関節を自在に動かしていたということです。

 

--例えば、どんな関節がありますか??

 

王子 もちろん全部ですが(笑)代表的なのは、仙腸関節、腰仙関節、股関節、胸椎と肋骨のジョイントである肋椎関節、脊椎と脊椎の間の椎間関節、胸骨と肋骨の間の胸肋関節、肋軟骨と肋硬骨の間である胸肋関節軟骨結合、肩甲骨と肋骨の間である肩甲胸郭関節、頸椎1番と後頭骨の間である環椎後頭関節…ザッと挙げただけでもこれだけの部分が退化、つまり使えなくなっているのが現代Japaneseで、これらの関節を使いこなしていたのが江戸Japaneseです。

 

--まさに身体の中心部に存在する関節ばかりでスネ!現代人からしたら、「えっ⁉︎こんなとこ、動くの??」という箇所ばかりでスネ!

 

王子 そうでスネ!そこに関節があるなんて!という感じでしょう。現代人はこれらの関節周辺の筋肉および軟部組織がコリ固まって動かなくなっています。全て本来動かすことのできる関節なのに…です。

 

--「現代人の身体の特徴は体幹部中心部にある関節を動かせなくなっていることである」という指摘は実にEasy to understand!つまり分かりやすいでスネッ!

 

王子 そうでスネッ!僕は「体幹部に82個もの関節があることをあなたは実感できますか?」ということを20歳の頃から言っていて、変人扱いされていました(笑)繰り返しますが、これは言い方を換えたら、体幹部に82箇所動く部分があるということです。これにより幾通りもの体幹部の動かし方ができるのです。江戸人はこれらの関節を駆使して圧倒的な身体能力を具現化させていたということです。imageつまり想像してみて下さい。体幹部に82箇所も動く箇所があるということは、それが動いた時には、相当グニャグニャに動く体幹部になるということを!

 

--王子の身体を見ればそれが理解できまスネッ!

 

王子 江戸人の体幹部は実にグニャグニャしていたということですヨッ!現代人からしたら「えっ⁉︎そんなとこ動くの!?」と思考停止してしまう部分を動かせた。82箇所も動かせるジョイントがあったわけですから捕まえようとしてもピシャピシャッ!ニュルニュル~ッとすり抜ける魚や鰻のごとくグニャグニャだっただろうというのが僕の研究から得られた結論です。

 

--王子は江戸時代以前の日本人の身体をいかにして研究してきたのですか??

 

王子 Nice question!つまり良い質問です!大きくは3つあります。1つは武術でスネ。武術の型や伝書を通じて、自分でも稽古を重ねるうちに、体感的にも客観的にも江戸時代以前の日本人の身体はこうだったに違いない!と確信するに到りました。現代にも武術の達人が居ますが、そういった方々に実際にお会いしても、やはり、凡人では動かすことができない関節が動いていることが解りました。

 

--やはり武術の達人はそうなんでスネッ!武術には絵や伝書が残っていることも大きいんでスネ。

 

王子 そうでスネッ!武術の達人が動かせている関節を動かせるようにならない限り、いくら稽古をしても達人に近づくことさえできないです。武術稽古を通じてそれらの関節が目醒めてこそ、達人に近づくことができます。

 

--なるほどです!あと2つは何なんですか??

 

王子 1つは浮世絵や錦絵でスネ。江戸時代に隆盛した浮世絵や錦絵を具に観察すると、もちろんデフォルメもあるのですが、実に体幹部がグニャグニャだったことが判ります。描く側からしても、グニャグニャに見えたからグニャグニャした感じに描いたのだし、描く本人もそういう体感があったからこそ、そのようなExpressionつまり表現になったということですからね。

 

--なるほどー!確かに、なぜ浮世絵に登場する人物はこんなに身体がクネクネしてるのか?と思っていましたが、納得です!そもそも体幹部にある82個の関節がグニュグニュ四六時中動いていたから、クネクネ・グニャグニャに見えて、それを体感を以て描いたということなんでスネッ!

 

王子 まさにその通りです!面白い話があって、僕のところに学びに来られている方の話ですが、昔は浮世絵に描かれる人物を見て、「変だな」と思っていた、と。しかし、自分が身体開発をして、体幹部の関節が動き始めてくると、浮世絵に描かれる人物こそが正常で、現代人の身体が変なんだ、と気づいたということです。

 

--それはvery interesting!つまりすごく面白いお話でスネ!認識まで変わるんでスネ!

 

王子 そうです!それが僕がいかに江戸時代以前の日本人の身体を研究してきたか?に対する3つ目の答えになります。江戸時代の浮世絵に登場する人物の身体は、自分が身体開発をして江戸人と同じような身体性にならない限り、理解することは不可能です。僕も自分自身が身体開発を続けてきたからこそ、浮世絵や武術・忍術の伝書を紐解いて理解することができました。さらに、魚を捌く魚屋や居酒屋の人物、あるいはそれを演じている演者の絵がありますが、手や頭、体幹のポジションから見て、体幹部を使いこなさないとできない形になっています。これも僕自身が身体開発をし続けてきたからこそ、身体で実感できたわけです。

 

--なるほどー!よ〜く解りました!身体開発をしながら江戸時代の浮世絵や錦絵を観る、あるいは、浮世絵や錦絵を観ながら身体開発をする…なんてのも良いでスネ!

 

王子 そうでスネッ!それは非常に良いですヨッ!現代は「体幹部」と言うと、体幹トレーニングで体幹部を一生懸命固定することを考えがちですが、体幹部は本来、中から無上に柔らかくするべきです。

 

--なるほど!新しい時代の体幹トレーニングは体幹部を固定することではなく、体幹部に存在する82個の関節をキチンと可動させるということでスネ!

 

王子 そうです!それを僕は20年前から言ってました。「体幹固めるトレーニング」ではなく、「体幹緩めるトレーニング」をしよう、と。

 

--そうなんでスネッ!体幹部に眠っている82個もの関節が動き始めた世界をぜひ味わってみたいです!

 

王子 ですよネッ!僕はその世界を取り戻そうと本気で思っていますし、その道標として1DAYセミナーも開講しています。

 

--その江戸時代の日本人の身体の世界観を自らの身体にダイレクトに呼び醒ますセミナーが「腰の王子の江戸時代の身体づくり1DAYセミナー」ということでスネッ!

 

 

王子 そうでスネッ!僕は江戸時代以前の日本人の身体能力を研究するにあたり、もちろん、『ベルツの日記』をはじめとした文献も参考にはなりました。そこには当時の日本人の身体能力がいかに凄まじいかが記されているわけですが、それだけではなぜそこまで身体能力が高かったのか?そして、どうすればそれを現代に復刻することができるのか?は紐解けませんでした。自分自身の身体開発と武術修行の経験と解剖学・生理学・運動学をベースに色々と研究したことが非常に大きいでスネ。そして、浮世絵の話に戻りますが、明治初期と言われたり、違う説もありますが、女性が米俵を5俵担いでいる有名な写真がありますよね?

 

--「米俵5俵担ぎ」は一時期、ネットでも話題になりましたね!1俵60kgなので、合計300kg。小柄な女性2人が担いでいる姿は、まさに昔の日本人の身体能力がいかに凄かったか?を示す象徴とも言えまスネッ!

 

王子 そうでスネ!米俵を5俵担ぐといったことも現代人からしたら驚天動地のことなんですが、浮世絵にはもっとえげつない絵が残っていて、1俵60kgもある米俵を2階や屋根の上から投げて、下の人が受け取っている絵が普通に描かれています。

 

--それ、やばいじゃないですか!笑

 

王子 はい、当たり前ですけど、重力加速度が加わりますから、とんでもないパワーがそこには加わるわけです。それを下で受け取るとなると、もし腕の筋力だけで受け取ったら間違いなく上腕二頭筋も靭帯も肘関節も損傷しますし、肩や腰もやられますよね。でもそれを日常的にやっていたとするなら、筋力とは別の仕組みの身体運動を使っていたということです。先程挙げた体幹部に存在する各関節を柔らかくクッションのように使って、重量を上手く吸収して受け取っていたということです。

 

--江戸人の怪力の秘密は、筋力ではなく、身体の総合力なんでスネッ!!

 

王子 そういうことです!もちろん、各パーツの筋力も強かったと思いますが、そもそも昔は筋トレ・筋力という発想がないですからね。全身の関節をバネの様に使ってショックを吸収したり、力を出すことは、江戸人の一般庶民にとっては特別な術技でも何でもなく、当たり前のことだったということです。

 

--ヒェ〜!凄すぎまスネ!江戸人は与えられた全身を使いこなして、使い切って、本当にイキイキと生きていたのでしょうネッ!

 

王子 はい、「活きがいい」なんて言葉がありますが、物質的に水谷豊かでなくても、身心ともに本当に活き活きと生きていたと思いますヨッ!「活き」っていうのは、「息・生き・粋・意気」と同義語です。

 

--体幹部82個の関節が自在に動くからこそ、身体に息も深く通り、意気が充実し、粋な計らいができたわけでスネ。ところで、すごく素朴な疑問なんですが、そもそも体幹部はなぜそんなに関節の数が多いのでしょう??

 

王子 Good point of view!つまり良い着眼点でスネ!それはまさに、体幹部こそ柔らかい必要があるからです。体幹部の中には生命及びその健康維持にとって最も枢要となる器官が詰まっています。生きるために必要な内臓も脊髄神経も自律神経も脳も、全て体幹部の中にありますからね。

 

--なるほど!そうでスネ!だから、ここが固まってしまうと健康に悪影響が出ることは必至ということでスネ!

 

王子 はい!手足がなくても生きていらっしゃる方は沢山居ますが、体幹部がなくて生きている人が居ないことがそれを物語っています。

 

--あ〜そうでスネ。体幹部がなければ生きられない…。当たり前すぎて振り返ることがないですが、まさにそうでスネッ!

 

王子 そうなんです。だから僕たちhumanつまり人間は、脊椎動物なわけですよ。脊椎動物というのは、真ん中に脊柱という骨があって、そこから樹状に神経が出て抹消を支配しているという身体構造をした動物です。だから、脊椎動物である我々人間にとって、体幹部はまさに命なわけですよ。その命を握っている体幹部に存在する82個の関節がキチンと可動して初めて、体幹部に存在する全ての筋肉が収縮・弛緩し、ポンプ作用によって血液循環を促すわけです。そして、外側からの外力や衝撃を吸収するためにも、体幹部には関節が必要です。人や物とぶつかる場合もそうですし、歩いたり走ったりする際にも衝撃を体幹関節によって吸収できないと、内臓や脳が損傷してしまいます。

 

--なるほど!本当にそうでスネッ!それだけ動かせる箇所があるのに、why?つまりなぜ?体幹部は手よりも器用に使えないのですか??

 

王子 Nice question!つまり良い質問です!その答えは「脳の支配領域」にあります。

 

--脳の支配領域??

 

王子 はい!手はご存知の通り、大脳の運動野・感覚野における支配領域が大きいんですね。つまり、大脳の運動野・感覚野の大部分が手という器官と神経によって繋がっているということです。

 

--なるほどー!!だから手は誰でも一番器用に動かすことができるわけでスネッ!

王子 そうでスネッ!ところが、体幹部の大脳における支配領域は、手に比べたら無いに等しいほど小さいのです。だから体幹部は関節の数は多いのに器用には扱いづらいということです。でも…江戸人はその体幹部を手と同レベルかそれ以上に器用に扱うことができたわけですけどね(笑)

 

 

--そうですよネッ!(笑)脳の中に支配領域が少ないのになぜ、そんなに器用に体幹部を使いこなせたんですか??

 

王子 そこですよ!最大のPointは!!そこに神つまりGodが仕組んだ最高のギフトがあるんですヨッ!知りたいですか??

 

--し、し、尻腿ッ!!

 

王子 では、教えてしんぜよう!

〜つづく〜

「腰の王子の江戸時代の身体づくり1DAYセミナー」